2011年04月23日

「亡国の徒に問う」(石原慎太郎:お勧め書籍)

亡国の徒に問う (文春文庫)
亡国の徒に問う (文春文庫)
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「亡国の徒に問う」 石原慎太郎著 (文春文庫)を読んでいる。

現在東京都知事の石原さんが、作家として、政治家としてそして都知事としての立場より、経験されたことから多くの解釈をされていて、たいへん興味深い。

はっきりと辛口で物事を判断される内容は、たいへんシャープで勉強になる。

お勧めの1冊である。

印象に残ったポイントを紹介したい。

アメリカへの忠告(125ページ)

〜1945年8月15日の「ニューヨークタイムズ」の日本降伏に関する社説には漫画がついていて。ナマコの化け物じみた怪獣がひっくり反っている。あんぐりあけた口にはたくさんの牙が生えていて、GIがそれを引き抜いている。その怪獣が降伏した日本なわけですが、「怪獣は倒れはしたが、しかしまだまだ油断できない。我々は徹底してこの怪獣から牙を抜きとる必要がある。」という文章がついている。

ドイツの場合は降伏したといっても、その後もドイツ国軍は残した。教育もわれわれドイツ人自身がやるといって降伏したしアメリカもそれを認めた。しかし日本の場合は、日本軍は解体され、戦後の教育はすべてアメリカ指導でつくりかえることを余儀なくされた。つまり日本に対するイエローペリル(黄禍)論の所産です。日本は有色人種でありながら、はじめて白人の支配に対抗できた。日露戦争にも勝ち、軍事的にも世界の強国の仲間入りをしていた。そして太平洋戦争を起こした。そういう意味では、日本は当時の欧米にとって唯一好ましからざる新興国家であったのです。〜

以上 面白い内容だと思った。以前大学の先輩から戦後アメリカが優秀な日本人を従順にさせ骨抜きにするために戦略的に「3つのSを日本に導入した」ということを聞いた。3つのSとは、「Sports, Study,Sex」である。 これを与えておけば日本人は、おとなしくなるとアメリカは判断したようだ。 国民全体をスポーツに熱中させ、若い子供は暗記中心の受験勉強に集中させる。そして低俗雑誌の普及で欲望を満足させる。そうすれば日本人は、アメリカに楯つくことをせずにおとなしくしている。との戦略だそうだ。

思い返すとなるほど、戦後60年 3つのSは、日本に氾濫していたようである。あたかもマスコミ、社会の流れがこの3つのSを推奨していたかのようである。

私は外資系企業で20年間のキャリアを積んできた。エグゼクティブのアメリカ人、フランス人、オランダ人等と話をする貴重な機会に多くめぐまれた。もちろん彼らはビジネスマンとして優秀であった。しかし日本人もまた優秀である。決して日本人の感性、頭の良さ、回りを気遣う気持ち、物事の本質を見抜く力、判断力、勤勉さ、という資質は、外人に勝りこそすれ劣りはしないと思っている。

日本人の改善点は積極性と根拠のない自信を持つことではなかろうか?人生、遠慮してもしかたがないのである。戦争時代のアメリカの戦略は別として、日本人は世界のリーダーシップをとる能力は十分あると思っている。

しかし その気がない。やる気がないのである。

石原さんは、批判も的を得ているが、この本を読んで、全日本人に対して「もっとしっかりしろ!」というメッセージを発しておられるように感じた。

今こそ 日本人の勤勉さの力を発揮し、勉強し、コミュニケーション力も磨き、世界のリーダーシップをとれる人材を日本人から多く輩出する必要を感じる。

重要なのは、「やってやるぞ!」というコミットメント(決意)である。

感謝!





小森コンサルティングオフィス at 14:44コメント(0)トラックバック(0)本の紹介   このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

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小森康充
営業トレーナー:小森康充

小森 康充
(こもり やすみつ)

小森コンサルティングオフィス代表
人材育成トレーナー

高い営業能力と顧客コミュニケーション能力により常にハイレベルな売上目標を達成。

世界的エクセレントカンパニーにおいて、アジアパシフィック最優秀マネージャー等数々の表彰を受ける。

後に世界No.1サクセスコーチであるアンソニー・ロビンズのコーチングスキルを習得。

卓越した営業スキルに世界No.1のコーチングスキルをミックス。独自のスキルを確立。

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