2013年10月20日
評価の3つのポイントは、トレンド→アクション→リザルト(結果)で実施すること
部下を持つリーダーの皆さんへ
皆さんは、部下の評価をどのようにされていますか?
今日は、基本的な評価の3つのポイントについて紹介します。
評価とは、
1:トレンド(今までの傾向)→2:アクション(行動)→3:リザルト(結果)
の3つのポイントで行います。
簡単な例で説明します。
あなたは小学校3年生のお子さんの親御さんだと思ってください。
お子さんが算数のテストで50点をとってきました。親御さんのあなたは、どのようにお子さんにアドバイスしますか?
褒めますか? 叱りますか? 何のアドバイスをしますか?
よくやってしまう失敗は、50点というリザルト(結果)だけで叱ってしまうことです。
3つのポイントで見てみましょう。
添付写真A君の場合
1:トレンド(今までの傾向)
先月は30点でした。
→2:アクション(行動)
この1月は一生懸命勉強してました
→3:リザルト(結果)
その結果50点に点数が上がりました。
このA君は先月の30点から、一生懸命勉強して50点にアップしています。20点上がりました。この場合 「よくやったね。」と褒めてあげていいでしょう。
次にB君を見ましょう。
1:トレンド(今までの傾向)
先月は80点でした。
→2:アクション(行動)
この1月はテレビゲームばかりして勉強はしてません。
→3:リザルト(結果)
今月のテストは50点でした。
この場合のB君は、80点とる力はあったのです。しかし勉強しなかったため今月は50点。30点もトレンドがマイナスになっています。
この場合は、B君を叱った方がいいという判断です。
またB君のケースで以下の場合もあるでしょう。
先月の80点から50点に点数は下がりました。しかしこの2週間B君はインフルエンザにかかってしまい、熱を出して家で寝てました。治ってすぐのテストで前日頑張って勉強してなんとか50点とりました。
この場合は、結果は50点に下がりましたが、頑張ったアクション(行動)を考慮すれば、叱る必要はないでしょう。
以上が、1:トレンド(今までの傾向)→2:アクション(行動)→3:リザルト(結果)
です。
リーダーの皆さんは、結果のみで部下を褒めたり、叱ったりせず、今までのトレンド、部下が頑張ったアクション(行動)、そしてリザルト(結果)の3点セットで判断してください。
これが評価のポイントです。
参考にしてください。
小森康充