2014年05月30日
「なぜ一流の男の腹は出ていないのか?」 あなたの腹を凹ませる53の心得 小林一行著 (かんき出版)おすすめ書籍の紹介
「なぜ一流の男の腹は出ていないのか?」 あなたの腹を凹ませる53の心得
小林一行著 (かんき出版)を読んでいる。
特に私の腹が出ているとは思ってないが、「腹のたるんだリーダーに人はついてこない」という本の帯の言葉に興味を持って買ってしまった。
思い出せば、私はP&G等の外資系企業で20年間勤務させていただいたが、P&Gのエグゼクティブで腹の出ている人は一人もいなかった。日本に旅行に来ている外人をよく見かけるが、相撲取り級の腹の出ている方もよく見るものである。
しかし仕事のできるエグゼクティブに腹の出ている人はいない。何故だろう?と疑問に思った。
著者の小林一行氏は、ダイエットセラピスト、日本ダイエット健康協会認定インストラクター
大学卒業後IT企業に就職するが、うつ病を発症。ストレスで太り始める。過食症も併発、体重60kgから83kgに
うつ病を克服し、多くのダイエットを試みるが挫折。通勤時や仕事時の筋トレとメンタル改善でダイエット成功。
2年で25kgのダイエットを達成した。著書に「何度も挫折したあなたに贈る 人生最後のダイエット」朝日新聞出版がある。
〜人は中身ではなく外見で判断してしまう。見る目は持っていても、観る才を持っていない。
(ニッコロ・マキャベリ)〜
私が参考になったポイントは、
1)腹のたるんだリーダーに人はついてこない
2)自己啓発セミナーにいくより腹を凹ませたほうが仕事はうまくいく
3)食事制限はストレスをため、思考力を奪う仕事の一番の敵である
4)肉を食べると太るはウソ。太りにくい体は肉によって作られる
5)酒では太らない。接待漬けでも痩せられる
6)カバンは携帯できるダンベルである
7)通勤電車はスポーツジムである
8)仕事で席を立つ回数=スクワットの回数
9)最初は減らない
10)どうなりたいかを明確にした時点で、ダイエットは9割成功している
以上、ダイエットどころか、日ごろの通勤電車、カバンの持ち方、席の立ち方、これそのものが運動になっている。スポーツジムにいかなくても、体は普段の仕事中の運動で充分鍛えられるのである。
これが基本だと思った。
私のスポーツキャリアは、中学、高校で水泳部、大学で体育会ボート部、社会人になってトライアスロン、ライフセービングとスポーツを継続してきた。
しかし、ここ10年ほどサボってしまい、運動と呼べるものは何もしていない。
さすがに52歳になり体力、筋力は衰えたが、体型はほとんど昔と変わっていない。
これも仕事のお蔭だと思っている。年間180回〜200回の企業研修で全国を飛び回り、研修はほとんど1日立ちっぱなしである。参加者に先生として常に見られているので、だれた格好はできない。
心地よい緊張状態が継続する。
移動も前泊を基本にしているが、始発の新幹線、飛行機に乗ることも少なくない。
本が好きなので、鞄には常に本が数冊入っている。当然カバンは重くなる。そのカバンを持ち歩くことで運動になっている。
また散歩が好きなので、よく歩いているほうである。
「なぜ一流の男の腹は出ていないのか?」 あなたの腹を凹ませる53の心得 小林一行著 (かんき出版)
ダイエットに興味のないビジネスリーダーにもおすすめの1冊である。