2019年09月03日

八尾高校水泳部OBOG会主催講演会に登壇頂いた田口信教さんからのお礼(2019.8)

ブログ読者の皆さんへ

先日のブログでミュンヘンオリンピック100m平泳ぎ金メダリスト田口信教さんの八尾高校水泳部OBOG会主催講演会の紹介をさせてもらいました。以下ブログです。
http://kevin.livedoor.biz/archives/1870872.html
 
今回田口さんからご丁寧なお礼の文章をいただきました。田口さんの了解を得て皆さんに紹介します。

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八尾高校水泳部OBOG会に頂いた田口信教さんからのお礼(2019.8

 

過日、八尾高校での講演会ではお世話になりお礼を申し上げます。本当に楽しく話をさせて頂き感謝申し上げます。ありがとうございました。

 さて、講演ではスポーツ選手は知的財産を所有しており、その活用が大切であるとのお話をさせていただきましたが、このことにも関連して、日本への留学生がもっと知的財産を活用すべきであると考えております。そのため、現在、留学生の受け入れに飛び回っております。留学生は何を学ぶべきか、日本に留学してくる学生に人が嫌がるような過酷な労働や低賃金のバイトを依頼するのは間違っていると思っています。

これからの未来の日本を考えますと、これらの仕事には
IoT(Internet of Thingsモノのインターネット)AIロボット(Artificial Intelligence人工知能)を導入して対応できると考えます。ロボットがロボットを作る時代、ご存知の事ですがロボットの値段に価格破壊が起きています。3Dプリンターも進化して価格破壊、ビックリしています。そしてIoTはすでに多くの電化機器に導入されています。

未来の日本を支え、応援してくれる人材を育てる様に留学生に起業を進め、豊かな未来に向かって頑張れる支援体制と教育支援をすべきと考えますが、如何でしょうか。

アフリカのセネガルとその周辺国には815日から31日まで、その後、モンゴルへと出張予定ですが、先月はベトナム・ハノイ、その前は、韓国・ソウルでした。その中で、留学生は日本に留学に来て、何を学び、何を手に入れて、祖国に何を持って帰るべきでしょうか。それはお金ではなく、知的財産と友達であると話して回っています。

先般のベトナム訪問では、知的財産に関する起業について次のようなことを感じ、そして提案してきました。

初めての訪問国であるベトナム・ハノイの空は排気ガスで霧がかかった様に曇って、スコールの雨と少しの風があるので中国・上海よりは少しはましでしたが、日中は気温3437度/湿度90%、1時間と外を歩いてはいられない環境でした。車と工場の排ガス、ハノイの道路は若者のバイクに溢れ、途切れる事なく走り回っている高度成長中といったエネルギーを感じさせてくれます。

交通事故も多い様で、大量に臓器の提供者が生まれ、売り先を求めている話も聞きました。外務省の渡航注意情報によりますとデング熱,日本脳炎,マラリア,食中毒,細菌性赤痢,アメーバ赤痢,
A型肝炎,B型肝炎,腸チフス,狂犬病,結核と、感染のリスクが高い病気も数多く存在する地域とのこと、ホテルのプールで泳いでいても排気ガスの臭いが強くて泳げたものではありませんでした。健康に良い環境とは言えない、あまり住みたいとは思えないハノイの印象でした。

日本への留学希望者と面談して感じたことですが、軍の兵隊のように忠実に動く印象を受けました。日本に留学し、色々な事を精力的に学び、ベトナムに貢献したいと言う意欲的な生徒が沢山おられることがよく分かりましたが、経済的に日本で勉強を継続するには、働きながら収入を得る必要がある事も分かりました。

そこで、留学生と関係者には日本語を学びながら収入が入る仕事(内職)の提案を話しています。

以下、私が留学希望の学生と関係者に話している内容です。

・・・昔、国を閉ざし、鎖国をしていた日本には世界中から貿易を求める声がありました。1853年のことです。なぜ、外国が貿易を求めたのか?それは、物の物価が大きく異なったからです。当時、外国では国際通貨で金貨1枚に対して銀貨20枚が交換比率でしたが、日本国内では金貨1枚に対して銀貨4枚で交換できました。銀貨を持って日本で金に交換し、自分の国で金を銀に替えれば膨大な利益が生まれ大金持ちになれたのです。また、日本国内のあらゆる物(米などの食料品、絹や陶器、芸術品)が外国人によって買われ、国外に持ち出されました。当時の日本の政治のトップは、開国をすると何が起きるか気が付きませんでした。開国当時、日本の物価は高騰して、国内は大混乱となり当時の政権は倒され、新しい新政権に変わりました。

今のベトナムの物価を見ますとひと昔前の日本に似ているように思います。これからベトナムでは、あらゆるものが高騰すると思います。また、一方では最近の中国のように、大きく経済が成長し、ビジネスチャンスが沢山生まれ、成功していくと思います。ベトナムにビジネスチャンスが沢山生まれるでしょう。

その時には技術と知識を持った友達を作り、支援を援助してくれるパートナーを見つける事が必要です。日本語ができると、そのための三つの宝を手に入れる事ができます。

一つ目は、友達です。二つ目は、知的資産(知的財産だけではなく組織や人材・ネットワークなどの資産の総称)。三つ目が、資金です。日本はお金が沢山余っている国です。日本には様々な技術が特許として申請され、世界一特許申請件数が多い国です。多くが日本国内だけに通用する日本語で書かれた特許申請です。日本語だけで書かれ、海外までは登録はしておりません。

ベトナムで新しく自分の工夫を加えて特許申請をしてみてはいかがでしょうか。そのためにも日本語が読める必要があります。日本の特許庁の「特許プラットフォーム」の見方や調べ方を教えます。そして、私たちの大学は起業を支援します。これから大きく発展するベトナムで起業をして見ませんか。海外の企業はベトナムでの起業を目指しています。企業を支援する技術知識を持った友達や資金を手に入れるにはまず日本の言葉が話せる必要があります。

そして、日本語を勉強しながら収入を得る方法の提案です。

日本の1万円札の肖像画・福沢諭吉が何をした人かご存知ですか。1860年代に世界最先端の技術情報の専門書を日本語に訳し、その情報を日本中に広める為の学校を日本で初めて作り、学問のすすめ、実学を広め、日本の技術立国の繁栄の基礎を作った人です。ベトナムでも同じように、日本の知的財産、最先端技術情報をベトナム語にしてみませんか。その、お手伝いを私達、医療創生大学が支援をさせて頂きます。

日本の本をベトナム語に翻訳し、自らの著書として本を製作(Amazonの電子書籍)し販売する仕事です。日本語の勉強が継続でき、収入も入る提案です。

ベトナムの国立図書館を見てきました。水泳やスポーツ関係の本を調べに行きました。また、市内で最も大きいと言われる書店、古本屋にも行って調べました。ベトナム国立図書館ではベトナム語で書かれた水泳の著書は4冊しかありませんでした。スポーツ関係の本が、本棚2つで終わっていました。ベトナム語で書かれた水泳の本が書店に無いと書店の店員が言っていました。私と一緒にベトナム語の水泳の教本を書きませんか。印税の半分は皆さんに入ります。(大きく拍手でもり上がりました)

日本の本をベトナム語に翻訳し、電子書籍としてAmazon Kindleから出版する方法が、ベトナムの人にとって、購入し易い価格で販売ができるものと思います。ベトナムに本を増やす事に貢献ができ、留学生にも収入が入り、三方善だと思いませんか。皆さんスマホを持っていますね。ベトナム国内で電子書籍も購入出来、音声で本が聞ける環境にあります。格安で購入出来、読めて聞ける実学的な本を出版出来れば、このビジネスは成功すると思いませんか。ベトナムは若い女性と子供が特に多い国です、料理本や絵本などが手ごろな本だと思いませんか。看護やリハビリ、医学書などの本にも挑戦して下さい。

パソコンの翻訳機能を使うことで、殆どの分野の専門書などもベトナム語に直すことができると思います。あとは、皆さんが理解できる文章にして、本を完成させ、ベトナムの人達が購入できる価格帯で提供してあげれば、ベトナムに貢献ができ、多くの人に喜ばれると思います。翻訳本ではなく、著書として出版し印税収入を得る。Amazon Kindleの場合、出版にかかる費用は殆どゼロ円から数万円です。

私の大学には様々な専門の先生がおられますので一緒に本作りに協力いただけることになっています。一般書籍の印税は10%とのことですが、電子書籍の場合は、印税が70%です。売れるか売れないかはやってみなければ分かりませんが、日本語の上達と理解には役立つものと思います。

皆さん、頑張って日本語を勉強してください。皆さんと一緒に豊かな人生を見つけるお手伝いをさせていただきたいと思っております。よろしくお願いします。・・・

以上の様な内容の事を、日本語を教えている現地の学校に出向き、話して回っています。

大変喜ばれ、歓迎して頂きましたが、問題は留学生を紹介するベトナム側の斡旋業者にある様に思いました。多額の斡旋料の要求があり、それ以外に、留学生からも斡旋料を取っている様でした。以前、NHKで留学生の問題を取り上げていましたが、日本側にも問題がある様ですが、問題の根っこの部分が分かった様な気がしました。

今回のセネガル訪問は、国民教育大臣Mamadou Talla Ministre senegal(ママドゥ・タラ )からの招待状が届き、政府から紹介して頂ける大学として認めて頂き、留学希望者にも話す機会があるようです。

八尾高校の周りにも海外からの外国人が沢山おられると思います。是非、福沢諭吉の話をしてあげて下さい。また、日本語を学びたい人がいましたら医療創生大学の別科に外国からの留学生向けとして入学前の日本語を学ぶコースもありますので、ご紹介頂けますと助かります。日本の現在の学生は豊かな環境に育ったことで、ハングリー精神を持った学生や起業をしようする学生を見出すのは、難しい環境にあります。その点、海外からの留学生にはハングリー精神があります。医療創生大学の学生をアメリカの大学の様に留学生で一杯にしたいと考えています。

 これから訪れるアフリカは初めての国々です。予防注射も色々と打ち、マラリアの薬も持ちました。楽しんできます。楽しい話をお伝え出来ると思います。

猛暑が続いております、熱中症に気を付けて下さい。

最後に八尾高校の益々のご盛栄と皆様の御健勝をお祈り致しております。

学校法人 医療創生大学  副学長 田口 信教

970-8551福島県いわき市中央台飯野5

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以上です。
海外人材育成に様々なご努力をされていることがわかります。

微力ながら私も海外国際貢献がどのようにできるものか計画しているところです。





小森コンサルティングオフィス at 15:02コメント(0) | 成功  このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

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小森康充
営業トレーナー:小森康充

小森 康充
(こもり やすみつ)

小森コンサルティングオフィス代表
人材育成トレーナー

高い営業能力と顧客コミュニケーション能力により常にハイレベルな売上目標を達成。

世界的エクセレントカンパニーにおいて、アジアパシフィック最優秀マネージャー等数々の表彰を受ける。

後に世界No.1サクセスコーチであるアンソニー・ロビンズのコーチングスキルを習得。

卓越した営業スキルに世界No.1のコーチングスキルをミックス。独自のスキルを確立。

小森コンサルティングオフィスオフィシャルサイト

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