2020年02月05日
トレーナー(人材育成担当)の役割と責任とは?
ビジネスリーダーの皆さんへ
今日はトレーナー(人材育成担当)の役割と責任について紹介します。企業の組織力強化のために人材育成が重要であることは当然です。その中心的役割を担うトレーナーはたいへん重要なポジションになります。
トレーナー R&R(役割と責任)
トレーナーに求められる条件
1) スキル(技術)
トレーニング内容であるセールス全般のスキル(商談力、段取り術、製品知識、等)
トレーニングスキル セールス全般のスキルをトレーニーに指導できるスキル
2) 正しい態度
トレーナーとして重要なことは、一貫した正しい態度でトレーニーに接すること
正直、誠実な態度でトレーニーと接し、相手の意見を尊重する姿勢が重要
トレーニー自らが実行したい、と思うように熱意を持って指導にあたること
3) 機敏さ(洞察力+スピード)
トレーニーの長所短所、やる気、スキルの分析を機敏に確認し、トレーニーのレベルに応じた指導ができる。同行時には、ビジネスチャンスを逃さずに商談クロージングに結びつけるよき見本となること
4) リーダーシップ(率先垂範)
トレーナーの職責は、常にトレーニーの迷いがちな考え行動を、個人目標達成に向けて行動できるよう指導できること。リーダーになることは、あえて困難な状況に立ち向かうことも重要。
商談ではデモコールで果敢に見本を見せること。
トレーナーの責任
トレーナーは次の3者に対する責任があります
1) 会社に対する責任
人を採用し、トレーニングすることは会社として膨大な時間と費用がかかります。
トレーナーは、社員としてその投資が生産的な結果を生みだすように協力する責任があります。
効果的なリクルーティング、トレーニングにより当社の製品が長期的な発展をとげるよう組織の成長に貢献することが会社に対する責任です。
2) 得意先に対する責任
一般的に得意先が当社にもとめていることは、商品知識、セールストーク、マーチャンダイジング、を含む製品の販売に対し、アドバイザー的な存在になってほしい。ということです。より大きな売上構築のためのアイデアの提案、得意先との約束履行、問題発生時の際の適切な対応、フェアな商取引の実践が重要です。このように得意先ニーズを満足した取引をするために優秀な社員をトレーニングすることが得意先に対する責任です。
3) トレーニーに対する責任
トレーニーは、彼らの立場なりに、会社に採用される時点、研修を受ける時点で様々な経験を積み、時間や労力を投資しています。彼らは1日も早く効率よく仕事をこなせるようになり、満足感を得たいと思っています。チャレンジングな目標に向かい、目標達成を実現したいと願っています。その彼らが欲求不満に陥らないようにサポートし目標達成できるよう指導していくことがトレーニーに対する責任です。
トレーナーの使命
営業組織の拡大(マネージャー職、営業マン)にともなう、マネージャーのトレーニング活動を支援することにより、営業組織力の強化に貢献をする
(トレーニングの主体はあくまでラインのマネージャーです)
トレーナーのR&R(Role & Responsibility)
1) 新入社員トレーニングのプログラム開発およびスクールセミナーの実施
2) 営業本部の各種研修(商談力、段取り術、リーダーシップ、プレゼンテーション等)の
フォローアップおよび研修のサポート
3) マネージャーに対するOJT同行トレーニング(マネージャーが営業マンをOJTするスキルのトレーニング)
4) 営業マンに対するOJT同行トレーニング(営業マンのスキルアップ)
5) リクルーティング活動についてのサポート(プログラム開発、面接、フォローアップ)
6) セールスマニュアルの作成、維持管理サポート
7) セールス管理シートの開発、導入(得意先浸透シート、プライオリティチェックシート等)
以上です。今日から実践してください。