2008年02月12日

人生は、記憶のマネジメントである!(その2) 5

「人生は、記憶のマネジメントである!」

昨日お話した。今日は、その続きである。

「過去」も「未来」も思い描くのは、今「現在」である。

特に「過去」の楽しい記憶を蘇らせ、それを鮮明に思い描くこと、は重要である。

本当に感動したこと。 心から楽しかったこと。 最高にすばらしい経験。

それを思い出して、さらに磨きをかけるんだ。 
夜寝る前に、朝起きて布団の中で、また仕事の休憩時間に、通勤途中の電車の中で。どこでもできる。

例えば、電車が遅れた。普通の人は、気分が落ち込むかもしれない。

そこで、あなたはこう考える。
「チャンスだ。 この時間を「過去」の記憶のマネジメントに使おう。」

そこで楽しかった過去を思い出し、それに浸るのである。
今それを感じると、最高に楽しい気分になる。

例えば、一つの例を出そう。 想像してほしい。

ここに死期の近い老人がいる。

医者から「もう数日の命」といわれた。

体力がほとんどなく、体を動かすこともできない。 

意識はなんとかある。

この老人に、あなたは何ができるだろうか?

考えてほしい。

「          」

「何もできない」 

いやそんなことはない。

あなたは学んだ。 

何を?

「人生は記憶のマネジメントである。」

この老人は、今からのすばらしい体験は、もしかするとないかもしれない。

しかし「過去」の記憶は呼び出せる。

死期の近い老人に、質問して記憶を思い出させてあげるのである。

「今までの人生で、一番楽しかった思い出は、何ですか?」

「それはいつ? どこでした? 誰がいました?」

「鮮明に思い出してください。」

「どんな風景ですか? どんな音が聞こえますか?」

「どんな感じ?  どんな気持ちですか?」

楽しかった、嬉しかった、最高に幸せだったときの過去の思い出、それを思い出させてあげよう。

もっともっと鮮明に、もっともっとその記憶を大きなものに、それを感じ、最高の気分になってもらっている。

それは今 現在なのである。

老人は、過去の最高に幸せだった思い出に浸っている。

それを今感じている。そして感謝している。

それを思い出させてあげているのは、「あなた」である。

今日の一言

「人生は記憶のマネジメントである。
自分の記憶のみならず、相手の楽しかった記憶も蘇らせてあげよう。」


小森コンサルティングオフィス at 01:32コメント(0)トラックバック(0)トレーニングスキル   このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

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小森康充
営業トレーナー:小森康充

小森 康充
(こもり やすみつ)

小森コンサルティングオフィス代表
人材育成トレーナー

高い営業能力と顧客コミュニケーション能力により常にハイレベルな売上目標を達成。

世界的エクセレントカンパニーにおいて、アジアパシフィック最優秀マネージャー等数々の表彰を受ける。

後に世界No.1サクセスコーチであるアンソニー・ロビンズのコーチングスキルを習得。

卓越した営業スキルに世界No.1のコーチングスキルをミックス。独自のスキルを確立。

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