目的意識

2012年05月09日

モティベーションとは?(部下育成のために:その2)

部下を持たれるマネージャーの皆さんへ

部下のモティベーションをアップするには、いくつかのポイントがあります。前回に引き続き紹介させていただきます。

1)部下には常に目的意識を持たせることが重要です。

達成して充実感を感じてもらうことがモティベーションのポイントです。「自分もやればできるんだ。」という自信、セルフコンフィデンス(自己重要感)に導くことが上司の役目です。
目標は、長期的な目標、短期的な目標があります。たとえば長期的な目標には、「10年後この会社で支店長に出世することをめざす。」「今から貯金して、将来マイホームを持つ。家族でその家で暮らす。」というものでもいいでしょう。
また短期的な目標には、「今月の新製品を営業所でトップの売上を上げる」「明日の大型商談をクロージングしてみせる。」ということでOKです。

2)部下に同族意識を感じてもらう

多くの部下は、「自分はどこかの組織に属していたい。」という同族意識を持ちたいものです。機会あるごとに会社の理念、目標、支店の目標、方針等を語って聞かせ、「自分はこんなすばらしい会社に属しているんだ。」「自分はこの支店に配属になってよかった。この支店長と一緒に仕事ができてよかった。」という仲間意識、同族意識を醸成できるとモティベーションがアップするものです。

リーダーシップの研修で、「幹部は、組織のヴィジョンを部下に語ってください。」ということを紹介します。これは1つは、同族意識を強く持つ部下を育てていくことにつながります。同族意識の強い組織のほうが、長期的に強く、楽しく、明るい組織になる可能性が強いのです。

3)上司と部下のコミュニケーション

多くの部下は上司と十分なコミュニケーションをとりたいと思っています。「ほったらかしにされたほうが良い。」と心から思っている部下は少ないはずです。組織の業績、方向性、上司から見た部下の長所、短所、期待感、トレーニング、仕事もプライベートの楽しい話も含めて、上司と部下のコミュニケーションは重要なポイントです。

特にコンタクト回数(月の中での部下との会話の回数)に注意してください。月に1度上司と部下で3時間の会話をして、それ以外は会話をしない関係よりも、1回20分でも9回、毎週会話をする上司と部下のほうが信頼関係が深まります。会話時間は3時間、同じ180分です。 上司と部下の会話は、会話の合計時間よりも回数が重要なポイントになります。

忙しいと思いますがたとえ10分でもよいので毎日、2日に1回、上司と部下で会話をする。これが部下のモティベーションをアップするポイントとなります。

以上 参考にしてください。

小森コンサルティングオフィス at 10:56コメント(0)トラックバック(0)  このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック
小森康充
営業トレーナー:小森康充

小森 康充
(こもり やすみつ)

小森コンサルティングオフィス代表
人材育成トレーナー

高い営業能力と顧客コミュニケーション能力により常にハイレベルな売上目標を達成。

世界的エクセレントカンパニーにおいて、アジアパシフィック最優秀マネージャー等数々の表彰を受ける。

後に世界No.1サクセスコーチであるアンソニー・ロビンズのコーチングスキルを習得。

卓越した営業スキルに世界No.1のコーチングスキルをミックス。独自のスキルを確立。

小森コンサルティングオフィスオフィシャルサイト

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