羽生善治
2013年11月18日
「迷いながら強くなる」羽生善治著、三笠書房、おすすめ書籍のご紹介
「迷いながら強くなる」羽生善治著 三笠書房 を読んでいる。
ポイントは、「自分の頭で考えた答えが、人間を強くする。」というもので、羽生さんは、迷いもミスも前に進んでいくステップとして必要なものである。と言ってます。
著者の羽生善治さんは、将棋棋士。名人、竜王、棋王、棋聖、王位、王座、王将の7大タイトルすべて独占という前人未到の記録を達成。2012年、生涯獲得タイトル数が81期となり歴代1位となる。
私がチェックした書籍のポイントは、
1:「玲瓏」というまっさらな透明な状態にあるとき、迷いのない選択ができる。
2:何をしたらいいかわからない時には、「待つ」というのも有効な手段である。
3:恐れはスパイスや調味料のようなものだ
4:こだわりが強ければ合格点も高くなり、簡単には妥協しない。
5:今やるべきことに集中することが大事
6:欲や利害は、判断の目を曇らせる
7:自然体の先に本物の成長がある
8:場をよくする簡単な方法は、そうじをしてきれいにすること
9:対立する考え方を作り出してしまったら、その時点ですでに負けている。
10:プロは例外なく守りが固い。
「一見、意味のなさそうなことでも、マイナスにしか思えないことでも、実は自分に重要な影響がある。
「迷いながら強くなる」羽生善治著 三笠書房 すべてのビジネスマンに読んでいただきたい、おすすめの書籍である。
2012年03月05日
「才能とは 続けられること」(羽生善治著:PHP)おすすめ書籍

才能とは続けられること (100年インタビュー)
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「才能とは 続けられること」(羽生善治著:PHP)を読んでいる。
将棋棋士の羽生善治さんの本である。
羽生善治さんは、1989年19歳で初タイトル「竜王」を獲得。
1996年には、「名人」「竜王」「王位」「棋聖」「王座」「棋王」「王将」の7大タイトルを独占。
史上初の7冠王に輝いた。2011年には、タイトル獲得数が、通算80期となり、大山康晴15世名人の最多記録にならんだ。
たいへん面白い本である。小学生でも読める大きな文字で、わかりやすく書かれている。
内容は、彼が小学生で将棋と出あって、7冠を獲得するまでのポイントがわかりやすく書かれている。
難しい将棋の解説は全くなく、心がまえの重要性、すなわち「あきらめないことの重要性」がポイントである。
ビジネスマンから学生まで、すべての方に参考になる書籍である。
私がチェックしたポイントは、
1)集中して無駄な思考を省くこと
海の深いところに潜水していくような集中力、これを鍛えることが重要
2)勉強でも、スポーツでも仕事でも、大切なことは「継続すること」
一瞬のひらめきがあることは勝利することに重要。これは才能である。しかしそれ以上に重要なことは、あまりシャープさは感じられないけれど、難しい局面で、何時間も考え続けることができる。これができる人が勝ち残っていく。
3)タイトル戦でこちらの調子が悪いときでも、相手の好調さがこちらに伝染して、好調に切り替わることがある。
4)一生懸命であること
タイトル戦を戦う人たちは、みんな一生懸命さ、をもっている。過去であったことのない局面になると一生懸命考える。これが大事
5)情報は「選ぶ」より「捨てる」ほうが難しい
インターネットで多くの情報が入る時代、「その情報にどれくらいの深みがあるか?」で情報を厳選することが大事
以上 ビジネスのシーンにもコンサルティングにも大いに活用できるすばらしい内容である。
紹介させていただきたい。感謝!