2010年03月24日

部下育成のOJT(トレーニングのサイクル) 5

部下育成OJT研修、講演会を企業、自治体、等で実施させていただいています。

そのメインテーマに「トレーニングのサイクル」があります。

ここのポイントは、人がものを学ぶ手法は、3つあります。

1)聞いて学ぶ
先生、先輩の話を聞く、本、マニュアルを読むことにより学んでいく手法です

2)見て学ぶ
うまい人、先輩のやり方を良く見て学ぶ手法です。DVD、ビデオを見るのもここに入ります

3)やってみて、経験して学ぶ
自分でやってみて失敗を繰り返しながら学んでいくことです

以上3つのものを学ぶ手法があります

ただこの3つは一長一短あります。

ここで最も効果的な人材育成のサイクルとは何でしょう?

それはこの3つのポイントを順番に組み合わせたやり方が、最も効率的な人材育成のサイクルです。

1)上司が部下に説明する(聞かせてあげる)
       ↓
2)上司が部下に見本を見せる(見せてあげる)
       ↓
3)部下にやらせる(やらせてみて学ばせてあげる)
       ↓
4)話し合い(上司と部下が話し合う)

以上のサイクルが、最も効果的な人材育成のOJTのサイクルです。

ここで、何故 部下にやらせるというパートが3番目にきているのでしょう。

これには理由があります。 
何故なら人材育成のポイントからいいますと、〜経験から学ぶ〜という手法は、最もレベルの低い手法だからです。

その理由を説明しますと、

1)経験から学ぶと、失敗を多く繰り返すことになります。いきなりやっても成功することは少なく、失敗を多く経験することが多いと思います。よって失敗を重ねるうちにモティベーションが落ちてくるのです。

2)経験から学んだ手法は、もしかすると3番目にいい方法かもしれません。

それに比べ信頼できる先生から学んだ手法は、1番目に良い方法をはじめに教えてくれるでしょう。そうすると1回目の商談で契約がとれるかもしれません。

これがトレーニングなのです。

今日から「経験から学ぶ」という手法は忘れてください。

そうではなく、しっかりと「説明」を聞き、先輩の良い見本を「見て理解」する。
そして最後に 「やってみる。」このサイクルを回すことが、最も効率的なトレーニングの手法となります。

感謝!

インタースクールの「スベらない商談力」講演会(4月11日:大阪)

http://www.intergroup.co.jp/seminar/201002osaka/index.html

 




小森コンサルティングオフィス at 17:24コメント(0)トラックバック(0)人を育てるには | OJT人材育成  このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

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小森康充
営業トレーナー:小森康充

小森 康充
(こもり やすみつ)

小森コンサルティングオフィス代表
人材育成トレーナー

高い営業能力と顧客コミュニケーション能力により常にハイレベルな売上目標を達成。

世界的エクセレントカンパニーにおいて、アジアパシフィック最優秀マネージャー等数々の表彰を受ける。

後に世界No.1サクセスコーチであるアンソニー・ロビンズのコーチングスキルを習得。

卓越した営業スキルに世界No.1のコーチングスキルをミックス。独自のスキルを確立。

小森コンサルティングオフィスオフィシャルサイト

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