2011年04月25日
消費者はボス(P&Gの企業文化)
今日は、世界最大の消費財メーカーP&G(売上約8兆円)の企業文化である「消費者はボス」という考え方を紹介します。
私はP&Gでビジネスマン人生の18年間を過ごしました。
何故P&Gが世界最大の消費財メーカーなのか?
何故P&Gは人材輩出企業といわれるのか?
何故P&Gのマネージャーは、外資系ヘッドハンティング市場で評価が高いのか?
その理由は多くありますが、その1つは、以前のブログで紹介しました目標設定能力、と優先順位の設定能力だと思います。そして「消費者がボス」という消費者のため、という企業文化が浸透しています。
私は今後もP&Gという会社は繁栄し続けると思います。 何故なら人材のレベル、人材育成のポイントも違いますが、組織文化の違いが大きいと思います。
組織文化の中でも「消費者がボス」、「消費者のために」、という文化に勝るものはないと考えています。
消費者に喜んでいただいてこそのビジネスです。消費者ニーズをつかみ、消費者に喜んでいただき、消費者との信頼関係ができれば、必ずビジネスは長期的に繁栄するのです。
しかしそれができていない企業、団体が多いと思います。
多くの管理職、ビジネスマンは、「上司のために」「自分の出世のために」「今までの慣習だから」「皆やってるから」「上司が言うから仕方ない」という考え方で仕事をしている方が多いと思います。
「お客様のために」、「ボスはお客様」この考え方が徹底的に浸透できて行動に移せた企業、団体が お客様の信頼を勝ち得るのです。結果的に売上も評判も上がります。
1つ例を出します。残念ながら現在の政府民主党政権は、支持率が下がっているようです。何故でしょう?
今回大事故を引き起こした東京電力、原子力安全委員会も国民から、特に被害の大きい福島県民の方々から非難の嵐です。信用のかけらもありません。何故でしょう?
理由は1つだと思います。「国民のために」「被災者のために」という気持ちが欠落しているのです。
勘違いしてはいけないのは、理由は大震災が起こったことではないと思います。国民の怒りは震災そのものよりも、その後の誠意ない対応、今まで国民のための安全意識が欠落していたことだと思います。
私も国民の1人として、今の政府、電力会社、原子力安全委員会、経済産業省は信用できません。
何故なら彼らが、国民のことを考えてないからです。自分たちの組織の延命、責任逃れにお忙しいとお見受けします。
「国民のために」という本来の使命感が欠けているがために、国民から信用されないのです。
読者諸氏の皆さんは、皆さんが会社経営に成功され、優秀なビジネスマンになっていただくために、ボスは誰なのか?誰のために仕事をしているのか?信頼関係とは何なのか?を日々自問自答していただきたいと思います。
「消費者はボス!」というP&Gで私はビジネスマンとして多くのことを学びました。
その成功のポイントを今後も このブログで紹介していきたいと思います。
その成功のポイントは、すべての企業、すべての団体に応用できます。
感謝!
私はP&Gでビジネスマン人生の18年間を過ごしました。
何故P&Gが世界最大の消費財メーカーなのか?
何故P&Gは人材輩出企業といわれるのか?
何故P&Gのマネージャーは、外資系ヘッドハンティング市場で評価が高いのか?
その理由は多くありますが、その1つは、以前のブログで紹介しました目標設定能力、と優先順位の設定能力だと思います。そして「消費者がボス」という消費者のため、という企業文化が浸透しています。
私は今後もP&Gという会社は繁栄し続けると思います。 何故なら人材のレベル、人材育成のポイントも違いますが、組織文化の違いが大きいと思います。
組織文化の中でも「消費者がボス」、「消費者のために」、という文化に勝るものはないと考えています。
消費者に喜んでいただいてこそのビジネスです。消費者ニーズをつかみ、消費者に喜んでいただき、消費者との信頼関係ができれば、必ずビジネスは長期的に繁栄するのです。
しかしそれができていない企業、団体が多いと思います。
多くの管理職、ビジネスマンは、「上司のために」「自分の出世のために」「今までの慣習だから」「皆やってるから」「上司が言うから仕方ない」という考え方で仕事をしている方が多いと思います。
「お客様のために」、「ボスはお客様」この考え方が徹底的に浸透できて行動に移せた企業、団体が お客様の信頼を勝ち得るのです。結果的に売上も評判も上がります。
1つ例を出します。残念ながら現在の政府民主党政権は、支持率が下がっているようです。何故でしょう?
今回大事故を引き起こした東京電力、原子力安全委員会も国民から、特に被害の大きい福島県民の方々から非難の嵐です。信用のかけらもありません。何故でしょう?
理由は1つだと思います。「国民のために」「被災者のために」という気持ちが欠落しているのです。
勘違いしてはいけないのは、理由は大震災が起こったことではないと思います。国民の怒りは震災そのものよりも、その後の誠意ない対応、今まで国民のための安全意識が欠落していたことだと思います。
私も国民の1人として、今の政府、電力会社、原子力安全委員会、経済産業省は信用できません。
何故なら彼らが、国民のことを考えてないからです。自分たちの組織の延命、責任逃れにお忙しいとお見受けします。
「国民のために」という本来の使命感が欠けているがために、国民から信用されないのです。
読者諸氏の皆さんは、皆さんが会社経営に成功され、優秀なビジネスマンになっていただくために、ボスは誰なのか?誰のために仕事をしているのか?信頼関係とは何なのか?を日々自問自答していただきたいと思います。
「消費者はボス!」というP&Gで私はビジネスマンとして多くのことを学びました。
その成功のポイントを今後も このブログで紹介していきたいと思います。
その成功のポイントは、すべての企業、すべての団体に応用できます。
感謝!
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コメント一覧
1. Posted by Peter(ピーター) 2011年04月25日 09:25
P&G(世界的に見て)を的確に活写されていると思います。
何事も外に出てから、その良さが分るものです。 小森さんもP&Gを辞められた後、暫くしてその良さを実感されたと思います。
P&G Japanも米国本社の涙ぐましい努力と、日本サイドでは、新しい人材の活躍により、P&Gの欠かせないメンバーになったと思います。
さて、「消費者はボス」ですが、多くの消費財メーカーは、同じことを言っていますが、P&Gはマジで、「消費者はボス」を実行しています。
それは、常に、口先だけの「顧客のために」ではなく、常に、顧客の立場で考え、行動しています。
この違いは、大きいです。
何事も外に出てから、その良さが分るものです。 小森さんもP&Gを辞められた後、暫くしてその良さを実感されたと思います。
P&G Japanも米国本社の涙ぐましい努力と、日本サイドでは、新しい人材の活躍により、P&Gの欠かせないメンバーになったと思います。
さて、「消費者はボス」ですが、多くの消費財メーカーは、同じことを言っていますが、P&Gはマジで、「消費者はボス」を実行しています。
それは、常に、口先だけの「顧客のために」ではなく、常に、顧客の立場で考え、行動しています。
この違いは、大きいです。
2. Posted by 小森康充 2011年04月25日 10:12
ピーターさん
ありがとうございます。
P&Gの大先輩よりコメントいただけると安心します
感謝!
ありがとうございます。
P&Gの大先輩よりコメントいただけると安心します
感謝!