2011年05月09日

マネジメントの5ステップ(その5:コミットメントを得る)

強い組織を構築するマネジメントの5ステップの5番目は、目標と戦略についてメンバーのコミットメントを得る。

ということである。コミットメントとは、決意の度合いと説明している。

計画の目標と戦略に対してコミットメントする。ということは、メンバーが合意してやる気になっていることである。

ここでコミットメント(決意の度合い)を5つに分けて紹介したい。

よく経営者の方から聞くことがある。「実は部下の川口くんはやる気があるのですが、田中君がやる気がなくてこまっているんですよ。」 このやる気がある、のとやる気がない、のと2つに分けてしまっている。

白か黒か、2つに1つではあまりにも大雑把すぎるので、メンバーのコミットメント(決意の度合い)を5つに分けたい

コミットメントのレベル

1)したくない
これは最低のコミットメントレベルです。目標と戦略、自分の役割、そのご褒美、すべてにおいて興味がない。
そんな仕事したくない。と思っている段階です。この方はもしかすると会社を辞めてしまうかもしれません。

2)目標達成のご褒美はほしいが、努力はしたくない。
これは目標達成できればいいな、と思っておりご褒美にも興味はあります。でも汗水流して努力するのはいやだ。というレベルです。この方も真剣に行動しないでしょう。例を出すと、太っている人がダイエットして細くなりたい。細くなるという結果はほしいけれど、ケーキは毎晩食べたい。ランニングして汗を流すのはいやだ。という段階です。

3)できるかもしれない
これはサラリーマンは一番多いレベルと思います。もちろん給料をもらっているわけですから上司の指示は行動を起こします。ただコミットメントのレベルとしてはそれほど高くはありません。目標達成は、できるかもしれないが、できないかもしれないな。というレベルです。

4)最善の努力をする
かなり高いレベルです。今までの自分のキャリア、リソースを最大限使って目標達成をめざそう、としています。
このメンバーがチームに多くいると目標達成の可能性は高くなります。「頑張ります!」とメンバーが元気に言うパターンです。

5)何がなんでもやりとげる
これが最高のコミットメントレベルです。目標の結果達成そのものにコミットしています。「何が起ころうが目標達成してみせるぞ。」と眼の色が変わっている段階です。

経営者、管理職の皆さんがやらないといけないのは、目標と戦略を発表し、メンバーの役割分担を説明し、途中経過のレビューミーティングの段取り、ご褒美システムも説明したあとで、メンバー個々人がやる気になっているかどうか?コミットメントは、各自何番か?を把握することです。
例えば川口君は、3番だとします。この川口くんは何故3番なんだろう?上司の私はどのようにアドバイスしたら4番になってくれるんだろう。これを考え実行してメンバーのコミットメントをアップさせるのが上司の仕事です。

これがマネジメントの5ステップ(コミットメントを得る) ということです。

実行してください。

感謝!



小森コンサルティングオフィス at 05:48コメント(0)トラックバック(0)マネジメントの5つのポイント | トレーニングスキル  このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

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小森康充
営業トレーナー:小森康充

小森 康充
(こもり やすみつ)

小森コンサルティングオフィス代表
人材育成トレーナー

高い営業能力と顧客コミュニケーション能力により常にハイレベルな売上目標を達成。

世界的エクセレントカンパニーにおいて、アジアパシフィック最優秀マネージャー等数々の表彰を受ける。

後に世界No.1サクセスコーチであるアンソニー・ロビンズのコーチングスキルを習得。

卓越した営業スキルに世界No.1のコーチングスキルをミックス。独自のスキルを確立。

小森コンサルティングオフィスオフィシャルサイト

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