2013年08月11日
大阪中小企業投資育成株式会社でリーダー育成塾を実施。部下指導実践例:部下への指導はメールではなく直接会って話すこと

8月8日大阪中小企業投資育成株式会社でリーダー育成塾全6回の4回目を実施させていただきました。
この育成塾は、企業の次世代リーダーを育成するもので、信頼関係のコミュニケーション、部下育成OJT、マネジメント、サーバントリーダーシップを実践的に6回連続(毎月1回)で半年で学ぶものです。
研修は1回で終わってしまっては効果がありません。だいたい2ケ月から3ケ月できれいに忘れることが多いです。
繰り返し復習してフォローアップ研修を1月後か2月後に実施するのが理想です。
このリーダー塾では前回学んだ内容を実践いただき、次回の塾で実践例発表をしていただきます。
今回は組織管理のマネジメントの5ステップの実践編を実施しました。
効果的マネジメントの5ステップ(講義)
1:組織の目標と戦略を部下全員に伝達する
2:目標と戦略達成のための組織づくり
3:目標に対する途中経過を部下と共有する
4:報奨システムを作り実行する
5:部下の目標に対する決意(コミットメント)の度合いを把握する
以上の5ステップを実践することで、効果的なマネジメントができます。
また前回実施の部下との信頼関係のコミュニケーションのポイントの実践例を発表いただきました。
1つを紹介します。
部下とのコミュニケーション実践例
「悪い報告はメールではなく直接部下と会って話すこと」
以前部下の仕事の進行状況が思わしくないことを部下にメールで伝えたところ、部下の心の窓が閉じてしまった。
メール返信で部下から、「このような内容は今後メールではなく、直接会って話してほしい」との返事がきた。
今回部下に改善を促す内容をメールではなく、直接会って話をした。
そうすると部下が素直に聞いてくれ、態度の改善に繋がった。部下への改善指導は、メールでは厳しいニュアンスで部下が受け止めてしまうことが理解できた。
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これがよく上司がやってしまう失敗である。なんでもかんでもメールで送ってしまう。
よい報告はメールでもOK。ただし良くない報告、改善の指示、等はメールではなく部下と直接会って話す方がよい。
直接話せば納得できる内容が、メールであれば部下が上司の思い以上に深刻に受け止めてしまう可能性が出てくる。
直接会うのが困難であれば、電話で話すことが必要である。
信頼関係の構築は、直接会ってお互いが顔を合わせて話をすること。これが基本である。
参考にしてほしい。
小森康充