2013年08月16日
人を動かす3つのポイント。上司、部下、得意先、家族すべてに実行できるシンプルな3つのスキルとは。

ビジネスマンの皆さんへ
人を動かすシンプルな3つのポイントについて紹介します。
私は、企業研修の講師を年間180回ほどさせていただいてますが、質問をよくいただきます。
その中の一つに、「小森さん、一言でいって人を動かすにはどうすればいいのでしょう? 上司、部下がなかなか私の言うとうり動いてくれないんです。」
というものがあります。
何と贅沢な質問かと思います。
一言で人を動かす手法がわかれば誰も人間関係で苦労しないでしょう。
「スベらない商談力」研修のなかの信頼関係構築の手法を愚直に実践して、相手の話をしっかりと聞いて、と時間がかかります。
しかし私は研修講師です。参加者のご質問には答えないといけません。
その時、私は下記の答えを紹介しています。
人を動かす3つのポイントとは、
1:相手を味方と考える
2:与える
3:相手に期待する行動を具体的に伝える
シンプルですが、この3つのステップを実行されると効果はでます。
人を動かす3つのポイント
1:相手を味方と考える
→これは将来にフォーカスしてこの人は、かけがえのない大切な人で必ず私のサポートをしてくれる、と信じる力です。
2:与える
→これは相手の好きなもの、欲しいもの、必要と思っているものを提供してあげること。または情報提供してあげることです。楽しく会話してあげる、話を聞いてあげる。ほめてあげることも入ります。
3:相手に期待する行動を具体的に伝える
→これはよく遠慮して、相手にしてほしいことを伝えてない方がいらっしゃいます。しっかりと伝えないとあなたの思いは相手に伝わりません。
勇気を出して具体的に相手と会話しましょう。
では、ある方を思い描いてワークショップで5段階評価をしてみてください。
例えばチームメンバーに気の合わないAさんがあるとしましょう。Aさんはあなたに好意的に仕事の手伝いをしてくれません。
1:あなたはAさんのことを仕事上良き味方だと思ってますか?
→思えてたら5点か4点、思えてなければ1点か2点です。他の方とかわらない平均は3点です。
2:Aさんが喜ぶことを日頃からしてあげてますか?
→5段階評価
3:相手に期待する行動を具体的に伝える
→5段階評価
いかがですか? 3つの点数の平均点を出してみてください。この点数がオール4、オール5になったときにAさんの態度が変わってくると思います。
これが人を動かす3つのポイントです。
スベらない商談力研修では、これを相手の心の窓を開く信頼感系のポイントとして紹介しています。
相手のあなたへの態度は、あなたが相手に対する態度のミラー(鏡)となることがわかります。
相手を変えようと思うと、あなたが変わらなければいけないということです。
人を動かす3つのポイント、今日から実践してみてください。
小森康充