2013年08月21日
効果的な部下育成OJTのサイクルとは? 聞く、見る、やってみる、話すの4つを組み合わせたサイクルが最も効果的に人が学ぶサイクルである

部下を持つリーダーの皆さんへ
今日は効果的な部下育成のOJT(オンザジョブトレーニング)のサイクルについて紹介します。
皆さんが部下を育成するとき、どのような教え方をされていますか?
人がものを効果的に学ぶには3つのポイントがあります。
1:聞いて学ぶ
上司の話、体験談を聞くことによって仕事の手法を学ぶ
2:見て学ぶ
上司の仕事ぶり、会議での発言、得意先との商談話法を見せてもらうことにより、「こうするのか」と見て学ぶ
3:やってみて学ぶ
自ら試行錯誤しながら失敗、成功を繰り返し、「こうすればいいのか」とやってみながら学ぶ
以上の3つは、仕事のみならず、スポーツ、趣味、等もすべてそうである。
この3つは一長一短があり、好き嫌いもあります。
それに加えて「自ら話す」これはトレーニングの習得状況を自分で考え、話すことで頭の中を回転させます。
言葉はそれを発する人に最も強く作用します。
よって今から紹介する効果的なトレーニングのサイクルは、この3つプラス「話す」を順番に組み合わせたものとなります。
効果的トレーニングのサイクル
1:説明
今から教えることを上司が部下に説明します。いくるかの段階に分け丁寧にわかりやすく聞かせてあげます。部下からの質問も受け入れます。
2:見本
説明したとうりに上司がいい見本を見せます。ポイントは要領をかませず、丁寧に説明どうりのやり方を見せることが大事です。
3:やらせる
部下にやらせます。ポイントは、説明したとうりに部下が実施します。上司が見せた見本のとうりに部下がやってみせることです。部下がやる内容を上司がしっかりと見ていることがポイントです。
4:話し合い
上司と部下で話し合いですが、上司が部下によい質問をすることで、部下自身にどこができて、どこができなかったかを考えさせます。OJTとは部下の頭の中をいかに回転させるかです。
以上が効果的なトレーニングのサイクルになります。
説明→見本→やらせる→話し合いのサイクルをどんどん回していくこと。
部下に明日から実践してあげてください。
小森康充