2013年09月10日
人が物を買う購買の大原則とは ?

人が物を買う購買の大原則とは
皆さんは、人がお金を出して物を買う原則は何だと思われますか?
ここで質問をさせてください。あなたは今営業活動で外の道を歩いています。
急に強い雨が降ってきました。あなたは今、傘を持っていません。すぐ目の前にコンビニがありました。さてあなたならどうされますか?
おそらく「コンビニで500円のビニール傘を買います」と答えられたのではないでしょうか?そうですね。ほとんどの方はそうされると思います。
では何故コンビニで500円というお金を出して傘を買われたのでしょうか?
「傘が必要だったから」そうです。この必要性、これが最も強い購買動機になります。
では次の質問です。百貨店に行くとあまり500円のビニール傘は売ってないと思います。
3000円、5000円の高級な傘が売られています。たくさんのお客さんが5000円の高級な傘を買われます。ここで質問です。
「コンビニで500円のビニール傘が買えるのに、何故百貨店で5000円の高級な傘を買う人がいるのでしょう?
理由は「この傘のデザインが気に入った」
「前からこの高級ブランドの傘が欲しかった」
「店員さんが好感を持てたし傘も持ちやすく気に入ったから」
そうですね。この理由の中には「好きだから、欲しかったから」という言葉が出てきます。
人がモノを購入する理由はさまざまですが、集約すれば次の三つです。
・好きだから買う
・欲しいから買う
・必要だから買う
人は「好きだから」「欲しいから」「必要だから」ものを買うのです。購入の動機はこれら三つ以外にはありません。
言い換えると、人が買うモノとは、「好きなモノ」「欲しいモノ」「必要なモノ」のいずれかなのです。これが「購買の大原則」です。
もちろん、これら三つの要素が複合することもよくあります。
「今まで使っていたPCが壊れてしまったので、新しいPCが必要だ。○○メーカーが好きだからその製品を買おう。価格は5万円程度で軽めのものが欲しい」といった具合に。
よって営業マンは、顧客の好きなもの、欲しいもの、必要なものは何か? を知る必要があるのです。
小森康充