2013年09月25日
消費者がボス。P&Gの強みのポイント。
ビジネスマンの皆さんへ
今日は「消費者がボス」という考え方を紹介します。
P&G時代に学んだことです。
「消費者がボス」というのは、「すべては消費者のために」ということです。
皆さんには、ビジネス上のいろいろな判断が、日々あることとと思いますが、皆さんは何を基準に判断されていますか。
よくあるのが、
1)これをやることで自分のチームでの評価が上がるぞ。よしやろう。
→自分の評価のため
2)これをすることで上司の課長が喜んでくれるだろう。よしやろう。
→上司のため
以上の2つはP&Gでは評価されません。
大事なことは、自分の評価、上司が喜ぶことではないのです。
大事なのは、商品を買っていただけるお客様です。すなわちご家庭の主婦(お買い上げいただける方)のかたです。
「この企画をすることで、消費者であるお客様は、喜んでいただけるだろうか?」
この質問が大事なのです。
お客様が喜んでいただけるのであれば、実施すればよいし、お客様にメリットがなければ、やらなければよいのです。
これが顧客思考「消費者がボス」という考え方です。
どこを向いて仕事をしていますか?
自分のためですか? 上司のためですか?
そうではなく、お客様のために、どれだけ良い商品を作り、良いマーケティングができ、良い店頭展開、ディスプレイ、消費者キャンペーンができるのか?
それを考えることが大事です。
「消費者はボス」明日から実践してみてください。
小森康充