2013年09月27日
人材育成は繰り返しが重要です。研修も1回で終わらずフォロー研修を実施しましょう。

管理職、研修企画担当の皆さんへ
皆さんは、日々部下の人材育成に注力されていることと思います。
ご存じかと思いますが、人材育成のポイントの1つに「繰り返し実践すること」があります。
そうです。人材育成とは、繰り返しなのです。1回教えただけで、完璧にできる部下はほとんでいないでしょう。
前回教えたのに、今回チェックすると、できていない部下に対して、皆さんはどうアドバイスしますか?
「前回教えたのにできてないじゃないか? 何回言わせたらわかるんだ」
と怒ってませんか? これでは人材育成になりません。
今日から、部下、後輩、お子さんに対して「何回言わせたらわかるんだ。」という言葉は禁句にしてください。
何故なら人材育成は、繰り返しだからです。
前回教えて今日できてない部下には、「田中くん、前回教えたつもりだったけで、今回まだできてないよね。もう一回言い方を変えて説明するからよく聞いておいてね」と何回でも説明するのです。
これが人材育成です。
教えた内容を部下が実践できてないのは、部下が悪いのではなく、管理職のあなたの教え方が下手なのです。
厳しいことを言いますが、このマインドにならないと人材育成はできません。
部下との信頼関係は、できないのです。
人材育成は、繰り返しです。
研修も1回で終わらずに、同じテーマ、同じ参加者で1月後、2月後にフォローアップ研修を実施すると効果的です。
内容は、前回研修の復習、実践例発表(ベストプラクティスの共有)、新しいスキル紹介、です。
繰り返し実践することで、学んだ知識がスキルになり、習慣化になってきます。
実践してみてください。
小森康充