2013年10月27日
「リーダーの基本」横山信治著、かんき出版、おすすめ書籍の紹介
「リーダーの基本」横山信治著、かんき出版 を読んでいる。
人を動かす前にまずは自分を磨け!
4人でスタートした会社を上場に導いた注目の著者が明かす、マネジメントの極意。
この本は、「マネジメントの9割は人間力で決まる」としてリーダーとしての基本的な人間力を磨く方法について書かれている。
著者の横山信治さんは、SBIモーゲージ取締役執行役員常務。1982年日本信販(現三菱UFJニコス)に入社。営業成績全国最下位のダメ営業マンから、全国No1営業マンへ。
その後設立したSBIモーゲージは、従業員260人、店舗数191、融資残高1兆6000億円、「フラット35」の取り扱い高は全国1。
これまでの経験より、組織はリーダーで決まるといってもいいほど責任が重大であることを痛感。本書は、結果を出し、愛されるリーダーになるための正しい考え方、行動を伝えたいという願いから執筆。
著書に「入社1年目から使える評価される技術」(かんき出版)、「仕事に幸せを感じる働き方」(あさ出版)等多数
私が、本書でチェックしたポイントは、
1:多くの実験データでは、上司が自分のことを気にかけてくれていると感じた人は生産性が上がり、欠勤や事故も少なく、不正行為の可能性も少なくなる。
2:上司は自分の味方だと感じることにより、部下は最高のパフォーマンスを発揮できる。
3:相性の合わない部下には、上司から歩み寄る。
4:強いストレスがかかる状況に遭遇したときに、対処する2つの考え方
「起きていることはすべて正しいと考える。」
「自分の力で変えられることに全力を注ぎ、変えられないことは受け入れる。」
5:厳しいストレスのビジネス状況に対する3つのポイントは、「状況を受け入れる」「責任は自分にある」「他人や環境のせいにしない」
6:話のポイントをまとめられない部下には、話すことを紙に書いて整理してから報告させる。
7:私たちが遭遇する難題は、過去にも同じように起こっている。どんなに文明が発達しても人間心理は不変である。
読書を通じて、ビジネススキルと人間力を身に付ける。
8:一流のリーダーは部下の出世を喜ぶ。
9:ビジネスパーソンが、仕事でモティベーションをアップする2つのポイントは、「自分で仕事のやり方を選択できること」「回りの人から感謝されること」
10:部下を信頼して仕事を任せるときに上司から必要な説明は「依頼した仕事の目的と期待すべき結果」
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本書には、上司と部下の話し合いの台詞が多く出てくる。ビジネスコミュニケーションの現場にすぐ応用できる内容になっている。
たいへん勉強になる1冊である。