2013年11月18日
緊張するのは良いことだ。緊張感が出てきたら喜んでください。
ビジネスマンの皆さんへ
今日は「緊張すること」についてお話しします。
よく研修の参加者からの質問で、「人前でプレゼンテーションするとき、私は緊張しちゃってダメなんです。緊張しないようにするには、どうすればいいんですか?」という質問を受けます。
多くの人は、「緊張してはいけない」と思い込まれているようです。
私は「緊張するのは良いことです」といつも答えます。
何故なら、緊張するということは、
1:「うまくやろう。」という目標を持っている。
2:それができる能力がある。
以上の2つのポイントがあるからです。
すなわち、まったくやる気がなくて投げている方は、緊張しません。
またそれを達成できる能力のない方も緊張しないのです。
1つ例え話を出しましょう。
皆さんは50メートルを今なら何秒くらいで走りますか? 早い方で7秒、社会人で日頃走ってない方でしたら8秒くらいでしょうか? 仮に全力で走って8秒前後としましょう。
ここは運動場です。私が皆さんに「今から50メートル走をします。8秒以内で走った方は合格、8秒を越えた方は不合格です。では位置についてください。」
というと皆さんは、どうでしょう?
おそらく緊張してスタート地点に着かれると思います。
何故緊張されるかというと、合格したいという意思がある。8秒を切れる可能性もあるからです。
では質問です。次に私が「では50メートル走をしますが、4秒を切った人のみが合格です。では位置についてください。」
というと皆さんは緊張されるでしょうか?
おそらくされないと思います。
何故かというと50メートル走で4秒を切るのは、不可能だからです。
そうです。人は自分の能力的に不可能なことには、緊張しないのです。
今日から、商談で、プレゼンで、緊張することがあったら喜んでください。
「緊張している。私はしっかりとやろうというやる気があるんだ。そしてそれを、うまくやりとげる能力もあるんだ。」
と考えて今日から実践してください。
「緊張することは、良いことです」
感謝!
小森康充