2013年12月24日
日経フォーラム世界経営者会議、ブンチャイ・チョクワタナー氏(タイ:サハ・パタナプブン会長)のプレゼンテーション
日経フォーラム世界経営者会議(10月21日)でのブンチャイ・チョクワタナー氏(タイ:サハ・パタナプブン会長)のプレゼンテーションのポイントを紹介したい。
サハ・パタナピブンという会社は、タイの即席麺市場でシェア5割のブランドを展開する消費財最大手。日経企業との共同事業も多数。
ブンチャイ・チョクワタナー会長は、祖母から教わった孔子の考え方を経営哲学の中心に据える。
会長のプレゼンで印象に残ったポイントは、
グローバルな世界でビジネスをするには、コミュニケーションが重要。
Google,Facebookは、主婦から子供までやっている。
フォロワーがリーダーになっていくことのできる時代である。
今まで成功していた会社が負けて、今まで成功しなかった会社が勝利していく可能性が大きくなる。
今までの成功体験が足枷となり、目の前の危険を察知できない可能性が出てくる。
変わり行く環境にいかに順応していくかが重要である。
特に為替には注意が必要。
会社はMOPというツールを導入して飛躍的にPROFIT(利益)が増大した。
MOPとは、Mission(使命)、Objective(目的)、Policy(政策)のこと
Mission(使命)とは、組織全体の理解をシンプルに表したもの。
社員が情熱を持って仕事に向かうために必要なものである。心から生まれるもので、頭で考えるものではない。
Objective(目的)とは、現場に導入できる実行部分の目標である。
チームが自分達で実行しようと思うもの。
Policy(政策)とは、長期的、短期的に何をするか? を決めるもの。
長期的政策は、パートナーシップ、短期的政策は、プロジェクト。
このMOPを導入して会社にダイナミックな変化が起こった。
ポイントは3つ
1:Love yourself
2:Love your family
3:Love your company
自分自身、家族、会社を愛して大切に思う気持ちこれが成功のポイントである。
経営哲学は、終身雇用で誠実さ、堅実さが重要。会社の収益は社会に還元する。
Honesty & Flexibility でお客様にたいしての柔軟性を大切に考える。
2011年にタイに洪水の被害があったが、何千という日本企業がタイで成功している。
ワコール、ローソン、キューピー、ポカリスエット、ミズノ等、80以上の日本企業とパートナーシップを結んでいる。
日本企業とのパートナーシップ成功のポイントは、父が第二次世界対戦の前、大阪に住んでおり、日本の文化を学ぶことができたこと。
日本とタイの文化、ものの考え方は似ている。
父はサハグループとして日本企業と組むことを決意した。
誠実に日本企業とのパートナーシップを何十年もかけて構築した。例えばワコールとは30年の付き合いになる。
ビジネスパートナーとは、信頼関係が最も重要。
海外の企業から見たとき、日本市場というのは進出が、最もむずかしい国である。
外資、小売はほとんど日本進出に失敗している。カルフールは2度失敗した。
外国から見た場合日本人への理解は困難である。1つは言葉の壁、そして日本は変わろうとしない。経済大国として成功した国は、会社も国も変わりにくい。
しかし今はグローバルの時代。
日本はいまだにスローダンスを踊っている。しかし世界はロックンロールを踊っている。
安倍首相が総理になり、少しづつ変わってゆくのを期待したい。
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タイの消費財大手のサハグループの会長のプレゼンは、たいへん勉強になるものであった。
小森康充
サハ・パタナピブンという会社は、タイの即席麺市場でシェア5割のブランドを展開する消費財最大手。日経企業との共同事業も多数。
ブンチャイ・チョクワタナー会長は、祖母から教わった孔子の考え方を経営哲学の中心に据える。
会長のプレゼンで印象に残ったポイントは、
グローバルな世界でビジネスをするには、コミュニケーションが重要。
Google,Facebookは、主婦から子供までやっている。
フォロワーがリーダーになっていくことのできる時代である。
今まで成功していた会社が負けて、今まで成功しなかった会社が勝利していく可能性が大きくなる。
今までの成功体験が足枷となり、目の前の危険を察知できない可能性が出てくる。
変わり行く環境にいかに順応していくかが重要である。
特に為替には注意が必要。
会社はMOPというツールを導入して飛躍的にPROFIT(利益)が増大した。
MOPとは、Mission(使命)、Objective(目的)、Policy(政策)のこと
Mission(使命)とは、組織全体の理解をシンプルに表したもの。
社員が情熱を持って仕事に向かうために必要なものである。心から生まれるもので、頭で考えるものではない。
Objective(目的)とは、現場に導入できる実行部分の目標である。
チームが自分達で実行しようと思うもの。
Policy(政策)とは、長期的、短期的に何をするか? を決めるもの。
長期的政策は、パートナーシップ、短期的政策は、プロジェクト。
このMOPを導入して会社にダイナミックな変化が起こった。
ポイントは3つ
1:Love yourself
2:Love your family
3:Love your company
自分自身、家族、会社を愛して大切に思う気持ちこれが成功のポイントである。
経営哲学は、終身雇用で誠実さ、堅実さが重要。会社の収益は社会に還元する。
Honesty & Flexibility でお客様にたいしての柔軟性を大切に考える。
2011年にタイに洪水の被害があったが、何千という日本企業がタイで成功している。
ワコール、ローソン、キューピー、ポカリスエット、ミズノ等、80以上の日本企業とパートナーシップを結んでいる。
日本企業とのパートナーシップ成功のポイントは、父が第二次世界対戦の前、大阪に住んでおり、日本の文化を学ぶことができたこと。
日本とタイの文化、ものの考え方は似ている。
父はサハグループとして日本企業と組むことを決意した。
誠実に日本企業とのパートナーシップを何十年もかけて構築した。例えばワコールとは30年の付き合いになる。
ビジネスパートナーとは、信頼関係が最も重要。
海外の企業から見たとき、日本市場というのは進出が、最もむずかしい国である。
外資、小売はほとんど日本進出に失敗している。カルフールは2度失敗した。
外国から見た場合日本人への理解は困難である。1つは言葉の壁、そして日本は変わろうとしない。経済大国として成功した国は、会社も国も変わりにくい。
しかし今はグローバルの時代。
日本はいまだにスローダンスを踊っている。しかし世界はロックンロールを踊っている。
安倍首相が総理になり、少しづつ変わってゆくのを期待したい。
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タイの消費財大手のサハグループの会長のプレゼンは、たいへん勉強になるものであった。
小森康充