2013年12月29日
それは、Need to haveか?(目的達成に必要なことか?) それともNice to haveか?(特に必要ではないが、あればいいな) この質問を常にすることが重要。

ビジネスパーソンの皆さんへ
以前のブログでも紹介しましたが、1つの質問を紹介します。
ビジネス、プライベートかかわりなく、この質問を自問自答することにより、目的達成の可能性が大きくなります。
それは、今からやろうとしていることは、目標とすることの達成において、
「Need to have? (目的達成に必要なことか?)」 それとも
「Nice to have? (特に必要ではないが、あればいいなというもの)」
どちらなのか?
この質問を常にすることが重要です。
「Need to have? (目的達成に必要なことか?)」というのは、それをやらないと目標達成できない必要不可欠なこと。
「Nice to have? (特に必要ではないが、あればいいな)」というのは、必ずしも必要とはいえないかもしれないが、あればいいな。というもの
例えば、営業が新規の得意先と信頼関係を構築して契約に結びつけるにはコンタクト回数が重要です。1回、2回会っただけで信頼関係はなかなかできるものではありません。
3回、4回、5回と訪問して電話をして相手のニーズを確認しサポートさせていただき、少しずつ得意先の心の窓は開いていきます。
定期的に訪問して会話をすることは、もちろん必要でしょう。営業にとって主要得意先とのコンタクト回数は、Need to have(信頼関係構築に必要だ)と言えるかと思います。
ただある営業は、得意先との初回商談の資料に綺麗な色とりどりのパワポの資料を1日6時間かけて作成しました。
この初回訪問の資料作成に6時間もの時間をかける必要があるのでしょうか?
状況にもよりますが、一般的にはこれは「Nice to have」と言えるかと思います。
初回訪問では、簡単なご挨拶、会社紹介
、自己紹介、できれば得意先のニーズを簡単に教えていただく、程度の好印象の簡単な商談にするほうがよいかもしれません。
30分でポイントの資料を作成することは、Need to haveかもしれません。
しかし6時間も資料作成にかけるのは、Nice to haveでしょう。
このNice to haveの仕事を止めて、Need to haveの仕事に集中することが重要です。
6時間あれば新規の得意先訪問が3件できるかもしれません。
電話でのアポイントを5件取れるかもしれません。
今月の目標達成のために、何がNeed to have?, 何がNice to have? この質問を自問自答する習慣をつけてください。
ビジネスに限らず、プライベートでも使えます。
もちろん、そのためには、明確な具測達一(具体的、測定可能、達成可能、一貫性)の目標設定ができていなければなりません。
目標達成のためには、明確な目標を設定して、そのためのアクションとして「Need to have」の仕事に集中すること。
これがポイントです。
小森康充