2014年01月08日
困難な人間関係はチャンスである。ゲームと思って楽しむこと。
「そもそもあなたの人間関係は、あなたが創造したものだ。ただそこに現れたのではない。」
(イタリアの作家ルチアーノ・デ・クレシェンツ)
ビジネスマンをやっていると職場の人間関係で悩むこともあると思います。
私もそうでした。上司、部下との人間関係、同僚との人間関係、得意先との人間関係、家族(両親、配偶者、兄弟、子供)との人間関係、友人、親戚との人間関係。
すべてが良好な関係でしたらいいのですが、なかなかそうはいかないと思います。
そこで関係がうまくいかない相手とはどう接したらいいのでしょう。
そこでの考え方ですが、1つは
「うまくいかなくてあたりまえ。」
と考えることもありかと思います。
日本人は、真面目で完璧を求めすぎるところがあるのではと思います。
人間関係は相手があることですから、深刻になると悩んでしまいます。
相手はコントロールできません。
しかし自分の心構え、行動はコントロールできます。
自分のできることをしっかりとしていれば、相手の反応は気にしなくていいのです。
例えば、朝笑顔で同僚に「おはよう」と挨拶しても相手は、挨拶しないかもしれません。
それに腹を立ててもしかたありません。相手には相手の考え方もあります。楽観的にしていればいいかと思います。
自分は、すべての同僚に公平に笑顔で「
おはよう」と挨拶することはできます。
それが自分のできることです。
それをしっかりやりましょう。
もう一つは、「将来必ず意味がある。」
と考えることです。
私の体験談です。私が若い営業マン時代、難しい得意先を担当したことがあります。得意先のキーマンが個性的で、なかなか話を聞いてくれません。
極端な要望もされます。
私は当時「私は運が悪い」と思いました。
「同僚の営業マンは、普通に商談できる得意先を担当してるのに、何故私だけが難しい得意先を担当しなければならないのか?」と思ってました。
確かにその時はそういう気持ちになります。
しかし、今から振りかえると、その体験は意味があったのです。
1つは将来課長になって部下を持ったとき、部下から難しい得意先の商談方法で相談を受けたとき、部下の気持ちがわかります。自分の体験よりアドバイスできます。
また私は、今コンサルタントの研修講師をしています。日々クライアントから質問をいただきます。
その中にも「個性的な得意先に対する商談の仕方を教えてほしい」というものもあります。
この質問にも、自分の辛かった体験談をもとに話すと共感の気持ちを持って説明できます。
まとめますと、今日あなたがされた困難な出来事は、将来のギフトである。ということです。
「この困難な体験は、将来私が成功するために、どのような意味があるのだろう。」という質問を自問自答してください。
積極的な思考になっていけると思います。
実践してください。
小森康充