2014年01月29日
「OGSM」の目標設定が実践的な理由。戦略と数字がポイントです。

管理職の皆さんへ
組織マネジメントの必要性
「OGSM」の目標設定については、何度も研修、ブログ等で紹介しています。
重要なことですので、もう一度振り返りましょう。
この目標設定が実践的な理由です。。
OGSMとは、
Objective:目的
Goal:ゴール
Strategy:戦略
Measurement:戦略の測定方法
の頭文字です。
簡単に説明しますと、
組織をマネジメントする上で最も重要なポイントは、目標と戦略を決定して部下全員に伝えることです。
その際に効果的な手法が、OGSMです。
Objective:目的 目標を言葉で表したもの
Goal:ゴール 目標を数字で表したもの
Strategy:戦略 戦略を言葉で表したもの
Measurement:戦略の測定方法
戦略の途中経過を測る計画またはシート
例えば
Objective:目的 目標を言葉で表したもの
「当社の目標は、高品質な商品を顧客に提供することにより、顧客の幸せと心地よい生活環境を提供する。
また社会貢献として地球環境の改善に貢献していくこと」
Goal:ゴール 目標を数字で表したもの
「2014年は売上100億円、3年後は200億円、10年後1000億円企業にする。
売上の1%を毎年地球環境の改善のために寄付する」
Strategy:戦略 戦略を言葉で表したもの
「2014年は、3つの戦略を立案する。
戦略1:新製品を6つ発売する。既存の取引先と企画を合意、大規模なキャンペーンを実施する。(売上20億円)
戦略2:新規取引エリアを拡大する。アジアに進出して日本以外の市場を開拓する。(売上30億円)
戦略3:WEBビジネスの進出、WEBでの取引によって、既存顧客以外のルートで直接顧客にリーチする。(売上10億円)
Measurement:戦略の測定方法
戦略の途中経過を測る計画またはシート
戦略1,2,3において、目標管理シートを作成、毎月月末会議で進行状況を確認する。
3つの戦略それぞれでプロジェクトリーダーを任命し、リーダーが、毎週マネジメントに進行状況を報告する
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以上目標と戦略を、言葉と数字で明確に表すこと。そして戦略の進行状況まで確認していくことがポイントです。
戦略と数字の落とし込みがポイントです。
組織、営業マン別の売上管理をしている
管理職は多いと思いますが、その戦略まで途中経過を把握している管理職は、少ないのではないでしょうか?
OGSMの目標設定、実践していただきたいと思います。
小森康充