2014年07月16日
「米海軍で屈指の潜水艦艦長による「最強組織」の作り方」L・デヴィッド・マルケ著 (東洋経済)おすすめ書籍の紹介、委ねるリーダーシップの実践方法
「米海軍で屈指の潜水艦艦長による「最強組織」の作り方」L・デヴィッド・マルケ著 花塚恵訳(東洋経済)を読んでいる。
たいへん面白いオススメの書籍です。本書は、「よろしい」というだけで見事に艦を動かす、軍人なのに命令嫌いの艦長が示した、次世代型リーダーシップを紹介した本です。
著者のL・デヴィッド・マルケ氏は、元アメリカ海軍大佐、アメリカ海軍兵学校を主席で卒業、攻撃型原子力潜水艦サンタフェの艦長を1999年から2001年まで務める。サンタフェは太平洋艦隊で最も改善した艦に贈られる賞や艦隊で最も戦闘力に秀でた艦に贈られる数々の賞を受賞。海軍を引退してからは、リーダーシップコンサルタントとして幅広く活躍、フロリダに妻と暮らす。
本書の構成
序文 Sコヴィー博士
Part1 命じるリーダーシップとの決別
Part2 委ねるリーダーシップを導入する
Part3 委ねるために技能を高める
Part4 目標を正しく共有する
私が勉強になったポイントは、
1)この本で会社のトップとして経営する立場の人は、社員の情熱、知性、エネルギーを解き放つ方法を学ぶことができる。現場で働く人なら、上司の手を煩わせずに、自ら決断を下す働き方を学ぶことができる。
2)今直面している重要な問題は、その問題を生み出した当時の人と同じ思考レベルでは解決できない(アルベルト・アインシュタイン)
3)リーダーシップとは、人が持つ価値観と潜在意識を明確に伝え、本人がその存在に気づいて刺激を受けられるようにすることである(スティーブン・R・コヴィー)
4)アメリカ海軍兵学校の教科書に掲載されている時代遅れのリーダーシップの定義
「リーダーシップとは、技術、科学、あるいは天分を通じて、一人の人間がほかの人間の思考、計画、行動を導く能力と権限を手にし、彼らの服従心、自信、尊敬、忠実な協力を獲得し巧みに操ることである」
5)委ねるリーダーシップを実践するポイントは、「誰もがリーダーになれる」「リーダーシップとは、誰もが持ち合わせており、仕事のあらゆる面で発揮できるものである」という信念を組織全体に浸透させることである。
6)委ねるリーダーシップ実践の重要ポイントは、リーダーが部下の話に耳を傾けることからはじまる。
7)命令されるリーダーシップの弊害は、部下が言われたことしかしないようになることである。
8)ミスを避けるだけの組織は失敗する
9)情報を権限のある者の元に持ってこさせるな。権限のある者が、情報の元に動け
10)部下「艦長、これから艦を潜水させます」
艦長「よろしい」、「これから〜します」という言い方には、支配構造を変えるだけの効果がある。
11)メンバーに決断のチャンスを与えることで、部下の判断力を鍛えることができる
12)思っていることを口にだそう。部下が思っていることを口に出せば、トップダウン方式から解放される
13)常識とされていることに逆らう勇気を持つこと
14)結局のところ、誰よりも支配しないといけない相手は自分自身である。自分を制してこそ、「支配する力を手放して、リーダーを生み出す」ことが可能になる。
「米海軍で屈指の潜水艦艦長による「最強組織」の作り方」L・デヴィッド・マルケ著 花塚恵訳(東洋経済)
すべてのビジネスリーダーに読んでいただきたいおすすめの書籍である。




