2014年08月10日
講演会「職場におけるメンタルヘルス」を小西雅夫講師(元日本ロレアル株式会社 取締役 営業本部長)をチーム小森主催で実施させていただきました

8月8日久しぶりにチーム小森主催の勉強会を池袋で開催しました。
チーム小森とは、私の友人の会でビジネスに役立つ勉強会の開催と人脈を広げてて応援しあうことで成長していくことを目的にします。
私が研修講師で独立した2009年から3年間ほど毎月一回実施していましたが、ここ数年は、定期的な開催をしていませんでした。
今回の講師の先生は、
小西雅夫氏(日本ロレアル株式会社 顧問)をお呼びしました。
小西雅夫さんは、ロレアル時代の私の上司で取締役 営業本部長としてロレアルの百貨店ビジネスを大きく拡大された方です。
講演テーマは、
「職場におけるメンタルヘルス」
で90分講演をしていただきました。
内容は、
1)心が弱くなる原因
2)対策(会社、上司、部下の役目)
3)予防(心のたて替え方法)
講演のポイントは、
現状、心の病(うつ病)で心療内科に通っている方は、日本人労働人口6300万人中、100万人、それにパニック症候群、適応障害を加えると200万人。
心の病の予備軍を加えると400万人に登ると言われている。
アメリカはもっとひどく、人口は日本の2.5倍であるが、うつ病が2000万人、アルコール中毒が2000万人である。
問題は、日本の心の病は、年々増えていること。企業としても注目しているが、効果的改善策がないのが現状。
病はドクターの領域であるが、大事なことは予防する対策をとること。
心が弱くなる原因は、職場風土の人災である。上司、部下、同僚との人間関係。
給与、リストラ、現状不安。
対策と予防は、「職場風土の改革」が必要
会社の役目としては、
1)組織の定義の変更 助け合いが大事
2)倫理委員会の発足
3)ヒューマントレーニングの実施
4)メンター制度の実施
5)評価制度の改革
ポイントは、
上司は部下に責任転嫁しない
ミスは上司の責任
部下は長所を伸ばす、短所は伸びない
部下は幸せになる権利がある
心のたて替え方法は、
1)今日のことだけ考える
過去、将来の不安を考えないこと
2)自分のバイオリズムに忠実になること
3)朝と夜「良かった探し」をすること
自分に嘘をつかず、感謝の気持ちを持つこと
更なる工夫として、
1)事柄を詳しく書き出す
→頭の中で整理できる。自分でできることを書き記す
2)覚悟を決める
→最悪どうなるか?たいてい命までとられない。→大丈夫。
3)決断し実行する
以上「職場におけるメンタルヘルス」講演会 小西雅夫講師
職場ですぐに実行できるたいへん勉強になる内容であった。
講師をしていただいた小西雅夫氏に感謝である。