2014年08月16日
「嫌われる勇気」自己啓発の源流アドラーの教え 岸見一郎、古賀史健著、ダイヤモンド社 お勧め書籍の紹介
「嫌われる勇気」自己啓発の源流アドラーの教え 岸見一郎、古賀史健著、ダイヤモンド社 を読んでいる。
たいへん面白い。本書は、フロイト、ユングと並び「心理学の三大巨頭」と言われたアルフレッド・アドラーの思想を一冊に凝縮したものである。
アルフレッド・アドラーは、オーストリア出身の精神科医で、フロイトから袂を分かち、独自の理論「個人心理学」を提唱します。
すべての悩みは、対人関係の悩みである。
「人は今、この瞬間から幸せになることができる」
青年と哲人の会話形式で進む物語調のストーリーがたいへん面白い。
青年の質問につい、「そうだ、そう思う。」と同調してします。それを哲人が見事にアドラー心理学のポイントから説明する。
最後は、なるほど、と納得してしまう。
私が勉強になったポイントは、
1)自己が変わることの第一歩は、知ることにある。答えとは誰かに教えてもらうものではなく、自らの手で導きだしていくものである
2)大切なのはなにが与えられているかではなく、与えられたものをどえ使うかである
3)あなたが不幸なのは、過去や環境のせいではありません。「幸せになる勇気」が足りていないのです
4)我々を苦しめる劣等感は「客観的な事実」ではなく、「主観的な解釈」なのです
5)人生は競争ではありません。健全な劣等感は、他者との比較の中で生まれるのではなく、「理想の自分」との比較から生まれるものです
6)行動面の目標は、自立すること。社会と調和すること。心理面の目標は、「わたしには能力がある」という意識、「人々はわたしの仲間である」という意識
7)あらゆる対人関係のトラブルは、他者の課題に土足で踏み込むこと、自分の課題に土足で踏み込まれること、によって引き起こされる
8)自由とは、他者から嫌われることである
9)人は自分には価値があると思えたときにだけ、勇気を持てる
10)共同体感覚とは、「自己受容」「他者信頼」「他者貢献」
11)一般的な人生の意味はない。人生の意味は、あなたが自分自身に与えるものだ
以上たいへん勉強になる内容である。
「嫌われる勇気」自己啓発の源流アドラーの教え 岸見一郎、古賀史健著、ダイヤモンド社 多くのビジネスマンに読んでいただきたいお勧めの書籍です。