2014年08月17日
チーム編 「教える技術」石田淳著 かんき出版 お勧め書籍の紹介
書籍 チーム編 「教える技術」石田淳著 (かんき出版)を読んでいる。
この本は、部下を持つリーダー向けに、どのように部下を教えるか?についての手法をアドバイスしている。
「すべての成果は、行動の集積である」という考え方で、いかに部下の行動変革を促すか?というポイントで説明されている。
著者の石田淳さんは、社団法人行動科学マネジメント研究所所長、日本の行動科学マネジメントの第一人者。
現在は、日本全国の人材育成、組織活性化に悩む企業のコンサルティングをはじめ、社内研修を行いビジネスに加え教育、スポーツの分野でも活躍されている。
日経BP「課長塾」の講師でもある。
本書で私がチェックしたポイントは、
1)「望ましい行動」が継続できない2つの理由は、望ましい行動のやり方を知らない、継続の仕方を知らない
2)「行動科学マネジメント」は、人間の行動を科学的に研究する行動分析学をベースにしているマネジメント手法です
3)行動を継続させる手法に「強化」という手法がある。これは、「自分が行動した直後に何かメリットがあると、その行動を自発的に繰り返す」という人間の行動原理を利用した仕組みである
4)上司は部下の長所を見ないといけないが、多くの上司は部下の欠点ばかり見ている
5)部下が上司に本音を言わない理由の第一は、上司が喋りすぎていることである
6)行動の強化は、60秒以内に行うことが理想であるが、大人の場合は、2週間以内であれば有効である
7)若い世代は、「認めて欲しい」という承認要求が非常に高いという特徴がある
8)「信頼するということは、リーダーを好きになることではない。つねに同意できることでもない。リーダーの言うことが真実であると確信を持てることである。
それは、真摯さという誠に古くさいものに対する確信である。」(ピーター・ドラッカー)
チーム編 「教える技術」石田淳著(かんき出版) 部下を持つ多くのリーダーに読んでいただきたいお勧め書籍です。