2008年06月02日

相手の心の窓を開く6つの話法(その2) 5

相手の心の窓を開く6つの話法を紹介している。

昨日は、「誘導」 相槌をうち、相手にどんどん話をしてもらう。の紹介をした。

今日は、2つ目の話法を紹介する。

2) 「沈黙」である。

これは、相手も話をせず、こちらも話をしてない状態を言う。
よくある「気まずい沈黙」といわれる、それである。

実は、「沈黙」とは、話法のテクニックの1つであり、大きな意味がある。

「沈黙」とは、間(ポーズ)をあける、ということであり、沈黙の前に出た言葉と沈黙の後に出る言葉を「強調する」という目的がある。

例えば「私は、あなたの、誠実な人柄が、すばらしいと思っています。」

という文がある。

そのまま言葉に出して、読んでほしい。

どうぞ読んでください。↓

「私は、あなたの、誠実な人柄が、すばらしいと思っています。」

次に、「誠実な人柄」を強調してみよう。

「あなたの」と「誠実な人柄」の間に、1秒ほどの沈黙を入れて読んでほしい。
どうぞ読んでください。↓

「私は、あなたの、、、(沈黙1秒)、、、誠実な人柄が、すばらしいと思っています。」

どうですか?「あなたの」と「誠実な人柄」が強調されたと思いません?

では次にもっと「誠実な人柄」を強調しましょう。
「誠実な人柄」のあとにも1秒間の沈黙を入れましょう。
どうぞ読んでください。↓

「私は、あなたの、、、(沈黙1秒)、、誠実な人柄が、、、(沈黙1秒)、、、すばらしいと思っています。」

どうでしょうか?強調したい言葉を(沈黙)で挟むと、相手にとっては、その言葉が強調されるのが、わかっていただけましたでしょうか?

これは簡単な例ですが、1つのテクニックをご紹介します。
相手との会話においてもし「沈黙」に入ったら、あなたから「沈黙」は破らないでください。

「沈黙は、相手に破ってもらってください。」

なぜなら、気まずい沈黙は、心理的なプレッシャーがあります。
誰でも沈黙は、早く破ってほしいのです。
よってプレッシャーのある心理状態から、言葉を発しますので、その言葉が、相手の本音、弱みに関するその話題のキーワードになる可能性が高いのです。

また「沈黙」は、相手に考える余裕を与えます。

「いいですよ。ゆっくり考えて話をまとめてから話してください。」と心の中で言ってあげるのです。これが沈黙の重要な意味合いになります。

この沈黙のテクニックを有効に使いこなせる営業マンは、たいへん優秀です。

実践してみてください。

今日の一言
「相手の心の窓を開ける話法の1つとして、「沈黙」は、有効である。
間をあけることによって、沈黙の前後のフレーズが強調される。
また相手に、考える時間を与えてあげているのである。」

感謝! 感謝!

小森コンサルティングオフィス at 13:01コメント(0)トラックバック(0)心の窓を開く6つの話法   このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

トラックバックURL

コメントする

名前:
URL:
  情報を記憶: 評価:  顔   星
 
 
 
小森康充
営業トレーナー:小森康充

小森 康充
(こもり やすみつ)

小森コンサルティングオフィス代表
人材育成トレーナー

高い営業能力と顧客コミュニケーション能力により常にハイレベルな売上目標を達成。

世界的エクセレントカンパニーにおいて、アジアパシフィック最優秀マネージャー等数々の表彰を受ける。

後に世界No.1サクセスコーチであるアンソニー・ロビンズのコーチングスキルを習得。

卓越した営業スキルに世界No.1のコーチングスキルをミックス。独自のスキルを確立。

小森コンサルティングオフィスオフィシャルサイト

カテゴリー
月別アーカイブ
Feed
RSS
QRコード
QRコード
  • ライブドアブログ