2008年06月06日

相手の心の窓を開く6つの話法(その5) 5

相手の「心の窓」を開く話法を紹介している。

1)「誘導」、 2)「沈黙」 3)「繰り返し」 4)「心地よい質問」という話法を紹介した。
「誘導」、「沈黙」は、初対面で相手が「心の窓」を開いていない状態の時に、有効な話法である。
「繰り返し」は、相手の心の窓が、半分くらい開いてきたときに有効な話法である。
「心地よい質問」は、相手の心の窓が、半分以上開いてきたときに、ほとんど全開にしていくときに有効である。

今日は、5つ目を紹介する。

5) 「立ち入った質問」 という話法である。

これは4)「心地よい質問」とペアーの質問の手法であるが、かなり心を開いている状態でないと答えてくれない、答えにくい質問のことである。

例えば、
「そのスーツよくお似合いですよ。どこでお買いになったのですか?」 は、心地よい質問に入る。

それに対して
「そのスーツよくお似合いですよ。いくらの価格でお買いになったのですか?」 は、立ち入った質問になる。

どの店で買ったのかは、抵抗なく答えてくれるだろう。
ただ値段を聞かれると、常識的には、躊躇することが多い。
親しい間柄であれば、答えやすいが、初対面の相手にこの質問をされると、場合によっては、失礼にあたることもある。

ただここでのポイントは、ビジネス上、この「立ち入った質問」に対する答えを聞き出すことができれば、たいへん有利にビジネスを導くことができる。

同業他社の知らない得意先の情報を持っている営業マンは、優秀である。
そのキーポイントの質問が、「立ち入った質問」である。

手法としては、心地よい質問を先にして、心の窓をできるだけ開いてもらう。
その後に、立ち入った質問をして、答えてもらうのがポイントである。

今日の一言
「コミュニケーションスキルの重要な手法として、「立ち入った質問」がある。
この質問に答えてもらうことにより、ビジネス上の重要な情報を得ることができる。 ポイントは、相手の心の窓が開いていることである。」

感謝! 感謝!

小森コンサルティングオフィス at 22:33コメント(0)トラックバック(0)心の窓を開く6つの話法   このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

トラックバックURL

コメントする

名前:
URL:
  情報を記憶: 評価:  顔   星
 
 
 
小森康充
営業トレーナー:小森康充

小森 康充
(こもり やすみつ)

小森コンサルティングオフィス代表
人材育成トレーナー

高い営業能力と顧客コミュニケーション能力により常にハイレベルな売上目標を達成。

世界的エクセレントカンパニーにおいて、アジアパシフィック最優秀マネージャー等数々の表彰を受ける。

後に世界No.1サクセスコーチであるアンソニー・ロビンズのコーチングスキルを習得。

卓越した営業スキルに世界No.1のコーチングスキルをミックス。独自のスキルを確立。

小森コンサルティングオフィスオフィシャルサイト

カテゴリー
月別アーカイブ
Feed
RSS
QRコード
QRコード
  • ライブドアブログ