2009年02月21日

パリダカール優勝の篠塚さんの対談

1997年 パリ ダカールラリーに日本人初の総合優勝をされた篠塚建次郎さんの対談を聞かせていただいた。

本日「あなたに思いを伝えよう」〜子供たちに良書を〜のチャリティーイベントに参加した。

主催の臼井由妃さん(株)健康プラザコーワと篠塚さんの対談であった。

篠塚さんのコメントで印象に残ったポイントを紹介する。

パリダカで優勝できた成功のポイントは、

1)具体的目標をチーム全員で共有すること

パリダカには、60名ほどのチーム編成が組まれる。
監督、ドライバー、ナビゲーター、エンジニア、メカニック、医師、等である。
人種もアメリカ人、フランス人、ドイツ人、中国人、日本人等様々で5ケ国語が飛び交う状況になる。

最も重要なことは、言葉が通じないことではない。

具体的目標を全員が共有することである。

今回の目標は、優勝なのか?10位入賞なのか?完走なのか?それによって各々のアクションも心構えも変わってくる。
その目標が個々人バラバラであってはならない。

2)各自の役割分担を全員で共有すること

「自分は何をするためにここにいるのか」は、わかっている。
しかし全員が、全員の役割分担を理解することが重要である。

1つの例である。
あるメカニックが車の下にもぐりこんで故障箇所を修理している。
その車の前で、ドイツ人メカニックがタバコを吸っている。
このドイツ人の役割分担がわからなければ、「こいつ俺が仕事しているのに、タバコ吸いやがって」と不信感を持つかもしれない。

しかし役割分担がわかっていると、「彼の役割の修理箇所は、自分の修理箇所と車の場所が近い。よって自分の修理が終わり、車から出てくるのを彼は待ってるんだ。」ということが理解できる。
その場合、彼への不信感は起こらず、「早く修理して、彼に場所を提供しよう。」というマインドが生まれる。

これが信頼関係である。

以上の目的と役割分担の明確化、コミュニケーション、これは、海外で仕事をする際には、特に重要である。

篠塚さんのお話を聴いて、まさに組織管理のマネジメントスキルのポイントと合致することに気づいた。

1)具体的目標をメンバー全員に伝えること。

2)各自の役割分担を明確にし、組織を編成すること。

60歳を過ぎた今も多くのレースに出場されている。
すばらしいチャレンジ精神の篠塚さんを応援していきたい。

篠塚さんのHP↓
http://www.shinoken.net/index.htm

感謝!

小森コンサルティングオフィス at 21:57コメント(2)トラックバック(0)セミナー、講演会   このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

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コメント一覧

1. Posted by コトウダ   2009年02月23日 00:57
5 1チームに60人もいるとは知りませんでした!

具体的目標をメンバー全員に伝えること。
各自の役割分担を明確にし、組織を編成すること。

大変勉強になりました。ありがとうございました!
2. Posted by Kevin(小森康充)   2009年02月24日 00:49
5 コトウダさん

コメントありがとうございます。
そうですね。60人、私も意外でした。
感謝!

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小森康充
営業トレーナー:小森康充

小森 康充
(こもり やすみつ)

小森コンサルティングオフィス代表
人材育成トレーナー

高い営業能力と顧客コミュニケーション能力により常にハイレベルな売上目標を達成。

世界的エクセレントカンパニーにおいて、アジアパシフィック最優秀マネージャー等数々の表彰を受ける。

後に世界No.1サクセスコーチであるアンソニー・ロビンズのコーチングスキルを習得。

卓越した営業スキルに世界No.1のコーチングスキルをミックス。独自のスキルを確立。

小森コンサルティングオフィスオフィシャルサイト

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