「ぼくらの祖国」
2012年04月16日
「ぼくらの祖国」 青山繁晴著 扶桑社(おすすめ書籍の紹介)
ぼくらの祖国
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「ぼくらの祖国」 青山繁晴著 扶桑社 を読んでいる。たいへん勉強になる。
青山繁晴氏は、株式会社独立総合研究所 代表取締役で、経済産業省の総合資源エネルギー専門委員、内閣府原子力委員会専門委員、海上保安庁政策アドバイザーであり、テレビ、ラジオ、講演等で有名な方である。
国際情勢、歴史に不勉強な私もたいへん勉強になった。
この本の私のポイントは、我々の祖国日本が直面している国際法違反の3つのポイントである。
1)日本国憲法
この本は、我々日本国民が祖国日本のことを考えるにおいて多くの気づきがある本である。青山氏は、国連加盟国193ケ国の中で祖国日本のことを学校で教えてない国は日本だけと指摘される。過去2000年の歴史で1度だけ日本は戦争に負けた。敗戦国としての戦後教育に問題があると指摘されている。すなわち戦争に負けたからと言って何から何までアメリカの言いなりになる必要はないのである。
例えば国際法の1つ、ハーグ陸戦条約の43条に「勝った国は負けた国の法律を勝手に変えてはいけない」というのがある。ところが現在の日本国憲法は、日本が戦争に負けたとき、アメリカ占領軍が、英語で書いたという。国際条約違反である。それが今の日本国憲法である。
2)尖閣諸島、竹島の海底はメタンハイドレードの宝庫
国際法上日本の海域である尖閣諸島、竹島を中国、韓国が勝手に自国の領土とする卑劣な行動に出ている。
ここでそもそも何故中国、韓国がそのような行為に出るのであろう。青山氏によると、なんと「豊富な天然資源であるメタンハイドレートが眠っている」という。それに目をつけ中国、韓国は、行動に出ている。肝心の日本政府は何の行動も起こしていない。それどころか「日本には、天然資源はない」という見解を政府、外務省は繰り返す。何故政府、外務省は日本近海の豊富な天然資源メタンハイドレートを見みないふりをするのか?実際アメリカは、韓国の竹島海域のメタンハイドレートの実用化に資金を出している。アメリカのコメントは、「エネルギー問題は、急がなければならない。日本政府が無関心かならやる気のある韓国に資金を出すのはフェアなことだ。」日本政府は何をしているのか?今まで我々国民が信じ込まされてきた「日本には天然資源はない。」というのは大ウソであった。日本海のメタンハイドレートを実用化すると日本は、世界の資源大国になるのである。それを低レベルな既得権益のために見て見ぬふりをしてきたのが今までの政府、官僚であるという。
3)いまだに英霊の遺骨収集がされてない硫黄島(いおうとう)
栗林中将率いる第二次世界大戦の激戦地硫黄島は、東京都小笠原村の一部である。戦争が終わったら遺骨を収集することは何の問題もない、ところが日本政府は、硫黄島で殺された2万人の方々のうち遺骨の収集ができたのは8千数百人である。およそ1万2千人の方々の遺骨はいまだに取り残されている。青山さんは、基地扱いで民間人を何故か入れない硫黄島に政府、外務省とタフな交渉をされ入られた方である。アメリカ軍がこの硫黄島の上陸にこだわったのは、アメリカが愚劣な無差別攻撃、広島、長崎の原爆を落とすための給油地にするためである。栗林中将率いる大日本帝国軍は、そのことがわかっていて地下壕を張り巡らせ、少しでも本国の爆撃を遅らせようとした。
その英霊の遺骨収集は、我々日本国民の義務であろう。また女、子供を巻き添えにする原爆投下をしたアメリカという国の愚劣さは、いかに戦争に勝ったからといって許されるのもでないのは明らかである。
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その他、福島原発事故、教科書問題、北朝鮮拉致問題の内容も書かれています。
〜「ぼくらの祖国」 青山繁晴著 扶桑社〜 すべての日本国民に読んでいただきたいおすすめの1冊です。
感謝!
独立総合研究所(青山繁晴 代表取締役社長)
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