トレーナーの責任

2012年09月24日

企業における営業マン対象の教育担当トレーナーの責任とは?

私は、P&G時代 営業本部のディビジョナルトレーナー(教育担当トレーナー)を3年間経験しました。

企業においての教育担当トレーナーの責任とは、どのようなものでしょう?

3つのポイントで紹介したいと思います。このポイントは教育担当トレーナーのみならず、すべての経営者、営業管理職の皆さんも心しておかれたほうがよいと思います。

トレーナーの責任

トレーナーは次の3者に対する責任があります

1)会社に対する責任

人を採用し、トレーニングすることは会社として膨大な時間と費用がかかります。
トレーナーは、社員としてその投資が生産的な結果を生みだすように協力する責任があります。
効果的なリクルーティング、トレーニングにより当社の製品が長期的な発展をとげるよう組織の成長に貢献することが会社に対する責任です。

2)得意先に対する責任

一般的に得意先が当社にもとめていることは、商品知識、セールストーク、マーチャンダイジング、を含む製品の販売に対し、アドバイザー的な存在になってほしい。ということです。より大きな売上構築のためのアイデアの提案、得意先との約束履行、問題発生時の際の適切な対応、フェアな商取引の実践が重要です。このように得意先ニーズを満足した取引をするために優秀な社員をトレーニングすることが得意先に対する責任です。

3)トレーニー(教育される営業マン)に対する責任

トレーニーは、彼らの立場なりに、会社に採用される時点、研修を受ける時点で様々な経験を積み、時間や労力を投資しています。彼らは1日も早く効率よく仕事をこなせるようになり、満足感を得たいと思っています。チャレンジングな目標に向かい、目標達成を実現したいと願っています。その彼らが欲求不満に陥らないようにサポートし目標達成できるよう指導していくことがトレーニーに対する責任です。

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以上が3つの責任です。

そして営業マンの教育担当トレーナーを任命するときの重要なポイントがあります。

それはトップノッチの優秀な営業マンを教育担当トレーナーに任命することです。
優秀な営業マンは、営業所の所長がはなさないため、やむをえず成績の上がらない営業マンがトレーナーに任命されてしまう可能性があります。これでは何にもなりません。1つのエリアの営業成績よりも、全体の人材育成のために優秀な営業マンをトレーナーに任命する。このマインドがなければ営業本部の教育は成功しないでしょう。

以上 参考にしていただければ幸いです。











小森コンサルティングオフィス at 09:22コメント(0)トラックバック(0)  このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック
小森康充
営業トレーナー:小森康充

小森 康充
(こもり やすみつ)

小森コンサルティングオフィス代表
人材育成トレーナー

高い営業能力と顧客コミュニケーション能力により常にハイレベルな売上目標を達成。

世界的エクセレントカンパニーにおいて、アジアパシフィック最優秀マネージャー等数々の表彰を受ける。

後に世界No.1サクセスコーチであるアンソニー・ロビンズのコーチングスキルを習得。

卓越した営業スキルに世界No.1のコーチングスキルをミックス。独自のスキルを確立。

小森コンサルティングオフィスオフィシャルサイト

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