マフィア
2011年06月09日
「最強マフィアの仕事術」お勧め書籍
最強マフィアの仕事術
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「最強マフィアの仕事術」 マイケルフランゼーゼ著 (ディスカバー21) を読んだ。
たいへん面白い。元マフィアの著書が、マフィアの交渉術を披露する本であるが、ビジネスマンの交渉にも応用できるポイントが多くある。
また彼が指摘しているポイントに、以下があるのも面白い。
1)「先に相手にしゃべらせて情報を集めろ」
2)「結果がよければすべてよし」 このルールに従って行動すれば、いつか必ず負けることになる。
世間がだまっていないからである。
3)IBE(アメリカ企業倫理協会)が実施した「企業倫理は報われるか?」という調査によると、倫理にのっとった活動を明確に約束している企業は、そうでない企業よりも業績がよいという。
4)正義と愛を求めるものは、生きがいと豊かさと名声を得る
5)人生を楽しまずに何のための成功だ?
家族と過ごす時間はとれているだろうか?
日々「楽しい」と感じているだろうか?
心から大切に思っている友人はいるだろうか?
困っている人に救いの手をさしのべる気持ちの余裕はあるだろうか?
本は、「マキャベリ」と「ソロモン」の言葉を比較しながら章が進んでいく。
全体を通じて元マフィアの著者がアピールしているポイントは、「正直、誠実に行動すること」「社会のルールは守ること」「マフィアからは逃げられたが、税務署からは逃げられない。税金はちゃんと払うこと」
以上 マフィアを経験された方が、このポイントをアピールされると説得力がある。
社会正義に反する方法で何億円かせごうと、幸せにはなれないとのことである。
一時的には、お金を手にしても、その後の刑務所暮らし、税務署からの莫大な追加徴税に悩むことになる。
「正直、誠実に生きる」これがポイントである。
お勧めの1冊です。 感謝!