モデレーター

2013年01月22日

ワークショップ実施時のモデレーターの心得(研修講師、トレーナーの方へ)

セミナー、ワークショップを運営される研修講師、企業の教育担当トレーナーの皆さんへ

セミナー運営において、ワークショップを実施されることは多いと思います。

ではそのときの、モデレーターとしての心得は、どのようなポイントがあるのでしょう。

受講者の参加度合いを最大にして、モティベーションをアップして効果的な楽しいワークショップにするには、ポイントがあります。

それを紹介します。

1)効果的な質問

モデレーターが答えるばかりではなく、受講者からアイデアを出させるようにしましょう。また「イエス、ノー」で答えられる質問をできるだけ避けるほうが効果的です。

「繰り返し」の話法を効果的に使用して、受講者の発表のキーポイントの言葉を強調してディスカッションを活発に盛り上げていきます。受講者から出た意見を繰り返すことにより、モデレーターが、受講者の言ったことをポイントとして受け止め、理解していることを示せるのです。

2)「誘導」の話法

参加者が発想力を十分発揮できるように、コミュニケーションスキル「スベらない商談力」で紹介した誘導の話法を使います。「なるほど」「と、言いますと」「いいですね」「それについて詳しく聞かせてください」という次の言葉を出してもらう相槌を効果的に使いましょう。

3)「沈黙」の話法

相手の話をしっかりと聞くには、「沈黙」の話法は重要です。人はよく、相手の話を遮って自分が話しだそうとします。
これはいけません。相手の話は、最期まで聞くことが大事です。そのためには、沈黙して相手の眼をアイコンタクトでしっかりと見ることが重要です。

4)褒める

受講者のすぐれた発言、態度を褒めることは重要です。
ワークショップの目的に達成に貢献する言動をしっかりと褒め、そうでない言動は忍耐強く待つことが重要です。
そのことで受講者のモティベーションがアップします。

以上 参考にしてください。








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2013年01月21日

セミナー、ワークショップの3つの運営方法(トレーナー、研修講師の方へ)

トレーナー、研修講師の皆さんへ

セミナー、ワークショップを実施するときに、代表的な3つの運営方法があります。

この3つの方法を効果的に活用することで、研修効果がアップします。

1)ティーチャー方式
2)モデレーター方式
3)ファシリテーター方式

以下に紹介させてもらいます。

神戸市女性推進


1)ティーチャー方式

これは学校の先生です。授業のように受講者は黙って講師(ティーチャー)の講義を聴くだけです。
受講者自身が実質的にセミナーに参加することは殆どありません。
講師(ティーチャー)の目的は、講義を通して受講者に知識を授けることです。
講義内容の問題点についての解答は、予め定められています。
講師は講義内容について熟知しています。
受講者は参加時点で内容の予備知識を持っていません。

2)モデレーター方式

参加型のワークショップです。
受講者と講師(モデレーター)のワークショップへの参加度合は半々になります。
講師(モデレーター)の役割は、ワークショップの内容を方向付けることです。
講師は答えを持っていますが、それを言わず受講者に考えさせ答えに導くようにします。
受講者は、答えそのものは知りませんが、考えることによって答えを導き出せるある程度の知識と経験を持っています。
講師は効果的な質問スキルを駆使します。

3)ファシリテーション方式

講師は司会進行役をします。
受講者のワークショップへの参加度合は、上記2つに比較して最大となります。
講師(ファシリテーター)は、自分の意見を出さず、受講者から出させます。
講師(ファシリテーター)は、内容についての知識を持っていなくてもOKです。
内容の問題についての解答は、殆ど定められてません。
受講者は参加時点で、内容の予備知識を豊富に持っています。

ワークショップを効果的に運営するためには、上記の3つを効果的に組み合わせることが重要です。

私のセミナーにおける実践方法を紹介します。

「スベらない商談力」セミナーでは、顧客との信頼関係を構築するスキルについて学んでいただきます。

はじめにティーチャー方式で講義をします。受講者に信頼関係構築のポイントについて理解いただきます。
受講者は講師の小森の話をしっかりと聞き、内容を覚えてもらうのです。

2番目にワークショップに入ります。「今学んでもらったスキルを明日から顧客との商談でどのように活用しますか?」という内容で4名グループでディスカッションしてもらいます。
そして話し合った内容をグループ代表の方に発表いただきます。
その中で講師の私がいくつか質問させていただきます。それを受講者全員が聞いています。
公開コーチングのようなイメージです。これがモデレーター役です。
受講者が自ら考え小森の質問に答えることで、答えを述べることができます。ここで全員で拍手になります。

最後がファシリテーターです。
その後、このスキルをすでに実践して、すばらしい商談成果(成功例)を実践されている方が受講者の中にいることを知ったとします。
その方に事前了解をいただき、その商談成功例を発表していただきます。
これがファシリテーターです。講師の小森が体験談を話すより、この代表の受講者に発表いただいた方が、受講者全員の理解が深まるという判断です。

ワークショップを運営される講師、トレーナーの方は、以上の3つの方式(ティーチャー方式、モデレーター方式、ファシリテーター方式)を効果的に実践いただければと思います。

参考にしてください。












小森コンサルティングオフィス at 09:58コメント(0)トラックバック(0)  このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック
小森康充
営業トレーナー:小森康充

小森 康充
(こもり やすみつ)

小森コンサルティングオフィス代表
人材育成トレーナー

高い営業能力と顧客コミュニケーション能力により常にハイレベルな売上目標を達成。

世界的エクセレントカンパニーにおいて、アジアパシフィック最優秀マネージャー等数々の表彰を受ける。

後に世界No.1サクセスコーチであるアンソニー・ロビンズのコーチングスキルを習得。

卓越した営業スキルに世界No.1のコーチングスキルをミックス。独自のスキルを確立。

小森コンサルティングオフィスオフィシャルサイト

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