一流の経営者
2012年12月25日
書籍「P&G 一流の経営者を生み続ける理由」リックトックウィグニー、アンディブッチャー著 和田浩子監修(祥伝社)おすすめ書籍の紹介
P&G 一流の経営者を生み続ける理由
書籍「P&G 一流の経営者を生み続ける理由」リックトックウィグニー、アンディブッチャー著 和田浩子監修(祥伝社)を読んでいる。
この本は、P&GのOBが様々な外資系企業のトップとして何故一流の経営者としてリーダーシップを発揮できるのかをインタビュー形式で書かれています。外資系企業のトップマネジメントは、P&G出身者が非常に多いのです。
ウォルマート、マクドナルド、マイクロソフト、GM,ディズニー等
そのポイントが「P&GのDNA]として紹介されています。
1)徹底的に消費者本位、
2)業界の常識に挑戦する
3)長い目で見て正しいことを行う
4)文書は1ページにまとめる
5)社員こそが、最も価値ある資産
6)人は失敗から学ぶ
7)誰かに責任転嫁をしてはいけない
8)優れたメモには、みんなをまとめる効果がある
私がチェックしたポイントは、
1)業界No1の3つの側面 「知性の首位(ヴィジョン)」「能力の首位」「結果における首位」
ジョン、スメイル(ゼネラルモーターズ元会長)
2)P&Gのトレーニングから生まれた新会社の理念
コアヴァリューRIDE 「対応(Responsiveness)」「誠実(Integrity)」「多様性(Diversity)」「優秀(Excellence)」は、P&Gのトレーニングから生まれた。
エドリゴー(イノーヴァ社長)
3)必要な2,3のことに絞り、集中すればほとんどのことは、やりとげられる
ケイSネイピア(マクドナルド)
4)P&Gほど能力開発を重視しているところは見たことがない。
リーダーシップの重要なポイントは、謙虚さを失わず、他の人の話に耳を傾けるということです。
シェリルバチェンダー(ポパイズ、ルイジアナ、キッチン社長)
5)難題から逃げるのではなく、自分から向かっていくこと。P&Gではそういうことを教わるのです。
ジェームズマックナーニ(ボーイング社CEO)
6)組織の成功は、多分に「CEOをはじめ、さまざまなレベルでのきわめて強力な個人的リーダーシップ」にかかっている。
ジョンペッパー(ウオルトディズニー社会長)
7)過去に成功したから将来も成功するだろうなどとは、一瞬たりとも考えてはいけない
ボブハーボルト(マイクロソフトCOO)
8)たった1人の人間でも世の中を変える強力なことができる
キャロンブラック(ウオルトディズニー社)
監修の和田浩子さんは、P&Gのマーケティングで18年間キャリアを積まれ、日本人としてはじめて米P&G本社でヴァイスプレジデントになった方である。その後 ダイソン、日本トイザらスの社長を歴任され、現在は Office Wada代表としてコンサルティング活動をされている。
和田浩子さんは、私がP&G営業本部に入社し和歌山県を担当している時、新製品のウイスパーのブランドマネージャーとしてリーダーシップを発揮されたことが強く記憶に残っている。その後ウイスパーは日本市場でトップブランドに成長する。その後新製品パンパースさらさらケアの販売実績優秀賞で私が表彰されたときも、表彰状には当時ペーパーカテゴリーのジェネラルマネージャーの和田浩子さんのお名前が掲載されている。
書籍「P&G 一流の経営者を生み続ける理由」
リックトックウィグニー、アンディブッチャー著 和田浩子監修(祥伝社)
すべての経営者、ビジネスマンに読んでいただきたい書籍である。