参加型ワークショップ
2013年01月21日
セミナー、ワークショップの3つの運営方法(トレーナー、研修講師の方へ)
トレーナー、研修講師の皆さんへ
セミナー、ワークショップを実施するときに、代表的な3つの運営方法があります。
この3つの方法を効果的に活用することで、研修効果がアップします。
1)ティーチャー方式
2)モデレーター方式
3)ファシリテーター方式
以下に紹介させてもらいます。
1)ティーチャー方式
これは学校の先生です。授業のように受講者は黙って講師(ティーチャー)の講義を聴くだけです。
受講者自身が実質的にセミナーに参加することは殆どありません。
講師(ティーチャー)の目的は、講義を通して受講者に知識を授けることです。
講義内容の問題点についての解答は、予め定められています。
講師は講義内容について熟知しています。
受講者は参加時点で内容の予備知識を持っていません。
2)モデレーター方式
参加型のワークショップです。
受講者と講師(モデレーター)のワークショップへの参加度合は半々になります。
講師(モデレーター)の役割は、ワークショップの内容を方向付けることです。
講師は答えを持っていますが、それを言わず受講者に考えさせ答えに導くようにします。
受講者は、答えそのものは知りませんが、考えることによって答えを導き出せるある程度の知識と経験を持っています。
講師は効果的な質問スキルを駆使します。
3)ファシリテーション方式
講師は司会進行役をします。
受講者のワークショップへの参加度合は、上記2つに比較して最大となります。
講師(ファシリテーター)は、自分の意見を出さず、受講者から出させます。
講師(ファシリテーター)は、内容についての知識を持っていなくてもOKです。
内容の問題についての解答は、殆ど定められてません。
受講者は参加時点で、内容の予備知識を豊富に持っています。
ワークショップを効果的に運営するためには、上記の3つを効果的に組み合わせることが重要です。
私のセミナーにおける実践方法を紹介します。
「スベらない商談力」セミナーでは、顧客との信頼関係を構築するスキルについて学んでいただきます。
はじめにティーチャー方式で講義をします。受講者に信頼関係構築のポイントについて理解いただきます。
受講者は講師の小森の話をしっかりと聞き、内容を覚えてもらうのです。
2番目にワークショップに入ります。「今学んでもらったスキルを明日から顧客との商談でどのように活用しますか?」という内容で4名グループでディスカッションしてもらいます。
そして話し合った内容をグループ代表の方に発表いただきます。
その中で講師の私がいくつか質問させていただきます。それを受講者全員が聞いています。
公開コーチングのようなイメージです。これがモデレーター役です。
受講者が自ら考え小森の質問に答えることで、答えを述べることができます。ここで全員で拍手になります。
最後がファシリテーターです。
その後、このスキルをすでに実践して、すばらしい商談成果(成功例)を実践されている方が受講者の中にいることを知ったとします。
その方に事前了解をいただき、その商談成功例を発表していただきます。
これがファシリテーターです。講師の小森が体験談を話すより、この代表の受講者に発表いただいた方が、受講者全員の理解が深まるという判断です。
ワークショップを運営される講師、トレーナーの方は、以上の3つの方式(ティーチャー方式、モデレーター方式、ファシリテーター方式)を効果的に実践いただければと思います。
参考にしてください。
セミナー、ワークショップを実施するときに、代表的な3つの運営方法があります。
この3つの方法を効果的に活用することで、研修効果がアップします。
1)ティーチャー方式
2)モデレーター方式
3)ファシリテーター方式
以下に紹介させてもらいます。
1)ティーチャー方式
これは学校の先生です。授業のように受講者は黙って講師(ティーチャー)の講義を聴くだけです。
受講者自身が実質的にセミナーに参加することは殆どありません。
講師(ティーチャー)の目的は、講義を通して受講者に知識を授けることです。
講義内容の問題点についての解答は、予め定められています。
講師は講義内容について熟知しています。
受講者は参加時点で内容の予備知識を持っていません。
2)モデレーター方式
参加型のワークショップです。
受講者と講師(モデレーター)のワークショップへの参加度合は半々になります。
講師(モデレーター)の役割は、ワークショップの内容を方向付けることです。
講師は答えを持っていますが、それを言わず受講者に考えさせ答えに導くようにします。
受講者は、答えそのものは知りませんが、考えることによって答えを導き出せるある程度の知識と経験を持っています。
講師は効果的な質問スキルを駆使します。
3)ファシリテーション方式
講師は司会進行役をします。
受講者のワークショップへの参加度合は、上記2つに比較して最大となります。
講師(ファシリテーター)は、自分の意見を出さず、受講者から出させます。
講師(ファシリテーター)は、内容についての知識を持っていなくてもOKです。
内容の問題についての解答は、殆ど定められてません。
受講者は参加時点で、内容の予備知識を豊富に持っています。
ワークショップを効果的に運営するためには、上記の3つを効果的に組み合わせることが重要です。
私のセミナーにおける実践方法を紹介します。
「スベらない商談力」セミナーでは、顧客との信頼関係を構築するスキルについて学んでいただきます。
はじめにティーチャー方式で講義をします。受講者に信頼関係構築のポイントについて理解いただきます。
受講者は講師の小森の話をしっかりと聞き、内容を覚えてもらうのです。
2番目にワークショップに入ります。「今学んでもらったスキルを明日から顧客との商談でどのように活用しますか?」という内容で4名グループでディスカッションしてもらいます。
そして話し合った内容をグループ代表の方に発表いただきます。
その中で講師の私がいくつか質問させていただきます。それを受講者全員が聞いています。
公開コーチングのようなイメージです。これがモデレーター役です。
受講者が自ら考え小森の質問に答えることで、答えを述べることができます。ここで全員で拍手になります。
最後がファシリテーターです。
その後、このスキルをすでに実践して、すばらしい商談成果(成功例)を実践されている方が受講者の中にいることを知ったとします。
その方に事前了解をいただき、その商談成功例を発表していただきます。
これがファシリテーターです。講師の小森が体験談を話すより、この代表の受講者に発表いただいた方が、受講者全員の理解が深まるという判断です。
ワークショップを運営される講師、トレーナーの方は、以上の3つの方式(ティーチャー方式、モデレーター方式、ファシリテーター方式)を効果的に実践いただければと思います。
参考にしてください。