政治家の殺し方
2011年11月02日
「政治家の殺し方」 中田宏著 幻冬舎(お薦め書籍)
政治家の殺し方
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「政治家の殺し方」 中田宏著 幻冬舎 を読んでいる。
たいへんおもしろい。政治に疎い私であったが、前横浜市長の中田氏が、自らの体験を本音で書かれている。
私がチェックしたポイントは、
1)まったくの事実無根のスキャンダルを週刊現代が掲載。3年間の裁判の後 無罪。
火のないところに煙はたたないという。しかし週刊現代は、まったくの事実無根の中田氏のスキャンダル記事を掲載した。マスコミについての認識をあらためることができた。
2)利権に群がるハイエナたち
横浜市の膨大な借金を、行政改革によって正しい路線に乗せようとした中田氏に対する利権がらみのメンバーからのいやがらせが実施される。
建設業界、公務員、風俗業すべては利権がからんでおり、税金の無駄使いが横行していた。
それを改革した中田氏への低レベルな報復の事実が書かれている。
3)低レベルのマスコミの実態
日本は、世界から、「国民一流、政治は二流、マスコミは三流」と言われているそうである。
日ごろ我々は新聞、TV、週刊誌等のマスコミを通じて情報を収集してきた。
その内容、取材があまりにも低レベル。公正公平な内容になっていないことがあることを実感する。
現在はインターネットの時代である。我々は、世界中のマスコミ、Facebook、Twitter
を使って正しい情報を収集していく必要がある。
特に中田氏、大阪の橋下氏等のTwitterは、たいへんおもしろく、参考になる。(以下参照)
4)市民の血税は何に使われているか?
横浜市議会議員の場合、給与は年収1600万円、政務調査費が660万円、5分でも会議に出席1日1万円の日当、という。 我々庶民からみると何という贅沢な金額であろうか? これらはすべて市民の血税であるという。
ほとんどの市民はこの情報を知らされていない。それらの金額が本当に市民の生活を向上されるために使われているのであろうか?
以上、自治体行政の実態を知ることのできる貴重な書籍である。
闇の勢力に屈せず、事実を堂々と書籍で公開された前横浜市長の中田宏氏の勇気に拍手を送りたい。
我々は、税金を払っている市役所、自治体がどのような活動をしているのか?どのような税金の使われ方をしているのか?会議では何が話し合われているのか?何故いままでこのような膨大な借金が蓄積されたのか?
を厳しく問いただしていく必要があろう。
我々が払ってきた税金が、無駄に使われている実態を放置しておくことはできない。
お薦めの書籍である。 感謝!
中田宏氏
http://twitter.com/NAKADAHiroshi
橋下徹氏 (大阪維新の会)
http://twitter.com/t_ishin