目的は何か

2023年01月11日

決断力向上の秘訣 3)結果への最短距離を導き出す志向〜Objective Mind

結果への最短距離を導き出す志向〜Objective Mind

果たすべき目標に向かって進んでいくとき、目の前に立ちはだかる問題に一つひとつジャッジを下していかなければなりません。その際、Do the right thing、つまり、正しいことをしろという話をしてきました。
これは、ブレない判断の軸を示したものであり、正しい行いをしていれば、後から結果はついてくる、などというつもりはありません。
常に正しい判断をしていれば、少なくとも大きな失敗をすることはないとしても、それで必ず目標にたどり着くとは限らないのです。
では、結果を得るために重要なこととは何でしょうか。

それは、Objective Mindです。

日本語にすると「目的志向」ということになります。
日本のビジネスパースンは、Objective Mindがどうしても足りない傾向があると私は常々感じています。
現場を訪れると、上司から指示された業務、昨日と同じ業務、前任から引き継がれた業務、慣例にしたがった業務、みんなやっている業務を、さして疑うこともなく、もくもくとこなす姿をよく目にします。
そんな人に、「その業務は何の目的のためにやっているのですか?」と尋ねると、きょとんとして、「こういうものだと思ってやっていたので、目的を考えたことはなかったです」という返答がかえってくることもまたよくあります。
これもまた、日本人の国民性の一つなのかもしれません。
先祖代々やってきたことを、粛々と継承していくなかで、いちいち「この目的はなんだ?」といった疑問を持ってしまうと物事が前に進まないからです。「これはこういうもので理由などない」という世界はあります。

しかし、ビジネスの場面では、Objective Mindを持たないまま仕事をしていると、極めて効率が悪いのです。

何をするにも「目的は何か?」この質問を自問自答することが大事です。


リーダー3年目からの教科書
小森 康充
かんき出版
2013-10-23



小森コンサルティングオフィス at 23:45コメント(0)  このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック
小森康充
営業トレーナー:小森康充

小森 康充
(こもり やすみつ)

小森コンサルティングオフィス代表
人材育成トレーナー

高い営業能力と顧客コミュニケーション能力により常にハイレベルな売上目標を達成。

世界的エクセレントカンパニーにおいて、アジアパシフィック最優秀マネージャー等数々の表彰を受ける。

後に世界No.1サクセスコーチであるアンソニー・ロビンズのコーチングスキルを習得。

卓越した営業スキルに世界No.1のコーチングスキルをミックス。独自のスキルを確立。

小森コンサルティングオフィスオフィシャルサイト

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