D.ディンクメイヤー著
2012年10月16日
「感情はコントロールできる」〜幸福な人柄を創る〜 D.ディンクメイヤー著 (創元社) おすすめ書籍のご紹介
感情はコントロールできる―幸福な人柄を創る
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「感情はコントロールできる」〜幸福な人柄を創る〜 D.ディンクメイヤー著 (創元社) を読んでいる。
たいへん面白い本である。日ごろの生活で、喜んだり、楽しんだり、怒りの感情をいだいたり、瞬間瞬間で感情は変化しているように感じる。ではその感情というのは、何者であろうか?
著者のドン、ディンクメイヤー博士は、相談心理学の専門家でミシガン、ハワイ、ディポール等の大学で講義。教育プログラム、リーダー養成、教育相談、治療にあたられている。
この本は、自分の感情にどのように向き合ったらよいか?についてわかりやすく書かれている。
「感情はコントロールできる」は、考え方がどのように感情に影響を与えているか?感情にはまず目的があり、その目的をめざして働いている。この本が一貫して伝えているのは、感情は自分自身が選んでいるもの、感情は自分次第だということです。
特にこのストレス社会で日々責任ある仕事をしているビジネスマンこそ、感情のコントロールを学ぶことが重要であると思います。
ビジネスマンにとって必要な、かつたいへん面白い、おすすめの1冊です。
章立ては、
1)どう感じるかはあなた次第、2)大切なのは考え方(信念はこうして感情を創り上げる)、3)精神的な苦痛(心の傷の手当)、4)罪悪感(この大きな障壁)、5)怒り(誤解された感情)、6)ふさぎ込み(憂鬱を乗り越えて)、7)ストレス(息抜きしないわけにはいかない)、8)不安(恐れなければならないのは、これだけです)、9)喜び(幸福とユーモアを求めて)、10)心の眼で見る(感情を変えるイメージトレーニング)、11)ありのままを語る(感情を伝える)、12)実行してみる(感情と衝突の解決)、13)結論(感情は本当にコントロールできるのですか?)
私のチェックポイントは、
感情を選ぶための5つのポイント
1)自分の感情と自分自身を受け入れる
2)現在を生きる(過去は過去とわりきる)
3)不快な感情の目的を理解する
4)考えに注目する
5)変化をめざしてプランをたてる
自分に語りかける言葉は信念の表れです。これは私たちの要望を知る手がかりになります。
怒るべきかどうかを決める3つのステップ
1)状況を評価する
2)怒りを無視するか、表現するかを決める
3)行動の結果を調べる
感情は物事をどう見るかの結果です。実際に経験する前に、脳が働いて出来事に意味を与えます。認知と意味づけは感情よりまえに起こります。この時点でものの見方と信念を変えれば、感情を変えることができます。
ACEの法則
1)Accept(自分自身と感情を受け入れる)
2)Choose(新しい目的、信念、感情を選ぶ)
3)Execute(新しい選択を実行する)
自分を高め信頼を持ち続けるには
1)自分の長所を知る
2)進歩の様子を書いておく
3)後退も受け入れる
4)積極的な結果を期待する
5)ユーモアのセンスを使う
すべてのビジネスマンに読んでいただきたい1冊です。
感情はコントロールできる―幸福な人柄を創る
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