OGSMの目標設定

2012年10月08日

目標設定の原則、OGSMの目標設定とは?

OGSMの目標設定

明確な目標を設定し、効果的に目標達成率をアップするには手法があります。

OGSMの目標設定という考え方を紹介します。下記1〜4の頭文字をとって「OGSM」と読んでいます。

1)OBJECTIVES(目的)

我々は何を達成するか? 何を達成すべきか?という目的を言葉で表現したもの

目的が決まるのは以下の要素がある
自然と決まる場合、
会社の方針として決まる場合、
ビジョン、ミッションによって決まる場合、
上司の方針として決まる場合

2)GOALS(目標)
目的を数字で表したもの。目的の達成にむけて数値で進歩状況を示すことが重要
ゴールは「具測達一の原則で設定する」

具体的(Specific)
測定可能(Measurable)
達成可能(Achievable)
一貫性(Compatible)

3)STRATEGIES(戦略)
目的と目標が「何を達成するか」であるのに対して戦略は、「どのように達成するか」ということである。

一般的に目的を達成するのに2〜4の戦略があることが多い。
戦略は目的を達成するために展開されるものである。
つまり「目的達成するために決められた手段」のことである。

効果的戦略の4つのS

1)Sufficient(十分かどうか)

効果的なストラテジーとは、卓越した実行力で実施すれば必ずゴールが達成できる主要な決定事項をカバーしていなければならない。効果的なストラテジーの立案は、得意先状況、競合状況、消費者ニーズ、当社の強みを明確に分析していなければならない。

2)Sustainable(持続して使えるかどうか)

効果的なストラテジーとは、1回しか実施できないものではなく、持続して長期に実施できるものであることが必要である。そして競合に対して優位に立つものでなくてはならない

3)Selective(選択されたものかどうか)

効果的なストラテジーとは、実行したいと思うことを並べたリストではなく、成功するために決定的に重要なものを絞り込んだものでなくてはならない。そのためには、アイデアとして出された多くのストラテジーから絞り込まれた2〜4つのものであるということである。

4)Synchronized(一致しているかどうか)

効果的なストラテジーとは、そのストラテジーに参加する組織各部門の強みや才能を利用したものであること。真の競合的優位性とは、組織のあらゆる部門が効率的に協力し合い、連携して働くことから生まれる。

4)MEASURES(途中経過の測定=管理項目)
メジャーとは、途中経過の測定のことで管理項目といわれる。
これはストラテジーの進歩状況を数値で表したものである。
プロジェクトの進行状況を3月、1月、または2週間間隔でレビューしていく。
そのことにより目標、戦略の実行度合、戦略、実施プランの修正等を行っていくことができる。

何故メジャーメントが重要かというと、測定されたことが達成されたことであるからである。
一般的なメジャーメントは、得意先における売上、利益、新製品のディスプレイ状況、キャンペーンの協力度合い、消費者満足度、得意先満足度、等がある

「効果的目標設定のOGSMの原則」、参考にしてほしい。

感謝!


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2011年11月04日

効果的な目標設定のポイント(OGSMの目標設定)

商談力伝道師の小森康充です。

経営者、営業管理職の皆さんへ

皆さんは、会社、組織の目標をどのように設定されていますか? この目標設定のポイントが、売上目標の達成に大きく影響します。

今日は、私がP&G時代に学んだOGSMの目標設定の手法を紹介します。

私がP&Gで学んだ重要なビジネススキルの1つ、それは目標を明確に持つ、ということでした。

組織に明確な目標がなければ、個々人の行動がブレてしまう事があります。

では目標はどのように立案するのが効果的でしょうか?

OGSMの目標設定の手法というのがあります。

これは組織の目標を達成に導くたいへん有益な目標設定の手法です。

マネジメント(組織管理)の第一ポイントは、目標と戦略を立案することです。
目標What:何を達成するのか?と戦略How:どのような方法で達成するのか?を明確に決定し、実行することがポイントです。
そしてその実行過程を定期的に途中経過をレビューするのです。

1つ目のOは、Objectiveです。
Objective(目標:言葉): これは我々が達成すべき目標です。何をするために我々はここにいるのか?組織の目標をメンバー全員が明確に持つことが重要です。言葉で表します。

例)我々の企業は、よりよい製品を提供することにより消費者のすこやかな健康と幸福に貢献することである。そのために革新的付加価値のある製品を適正価格で市場に提供し業界のリーディングカンパニーとなる。

2つ目のGは、Goal です。
Goal(目標:数字): これは目標を達成するための数値的目標です。
目標は数値で表して具体的でなければならない。

例)2020年に現在の売上の10倍:20億円を達成する。
そのために2015年に10億円、2012年は4億円(前年比200%)を達成する。

3つ目のSは、Strategy です。
Strategy(戦略:言葉): これはObjectiveとGoalを達成するための方法です。
どのような方法で目標達成をめざすのか?を言葉で表します。

例)目標達成のための戦略は3つあります。
1)新規商品の投入:現在の商品群を拡大し、毎年、新規商品を開発し発売します。
2)WEB戦略:WEBを充実させ、多くの顧客への認知度アップと商品のご購入につなげます。
3)市場拡大:中国市場に参入します。上海に現地法人を立ち上げ中国のマーケットに進出します。

以上Strategyを達成することは目標達成に結び付きます。

4つ目のMは、Measurement です。
Measures(戦略:数字): これは立案した戦略Strategy実施の進行度合いを数値化し目標としたものです。

例)
1)新規商品の投入: 現在の10アイテムの商品群を拡大し、毎年5つの新規商品を開発し発売します。また新規商品の売り上げで2012年は、2億円を目標にします。

2)WEB戦略:2011年にFacebookを立ち上げ、HP、Twitterとの連携でWEB売上を拡大します。2013年には、WEB売上を2億円にします

3)中国市場の進出:2012年に上海に現地法人を立ち上げ、2020年には中国の売上10億円をめざします。

以上Measuresを達成することは、Goalを達成することに結び付きます。

以上がOGSMの目標設定です。 この目標設定を組織全員が理解しこの目標設定管理が継続してできるようになれば、目標に対する達成度合いもアップしてくるはずです。

参考にしていただければ幸いです。

感謝!





小森コンサルティングオフィス at 19:38コメント(0)トラックバック(0)  このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック
小森康充
営業トレーナー:小森康充

小森 康充
(こもり やすみつ)

小森コンサルティングオフィス代表
人材育成トレーナー

高い営業能力と顧客コミュニケーション能力により常にハイレベルな売上目標を達成。

世界的エクセレントカンパニーにおいて、アジアパシフィック最優秀マネージャー等数々の表彰を受ける。

後に世界No.1サクセスコーチであるアンソニー・ロビンズのコーチングスキルを習得。

卓越した営業スキルに世界No.1のコーチングスキルをミックス。独自のスキルを確立。

小森コンサルティングオフィスオフィシャルサイト

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