OGSMモデル
2012年06月23日
OGSMモデルの目標設定の重要性。売上目標達成のために。
トップセールスの段取り仕事術 (PHPビジネス新書)
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ビジネスで効果的に売上目標を達成する目標設定の方法の1つが、OGSMモデルの目標設定です。
これはP&G時代に学んだ目標設定の方法ですが、たいへん実践的かつ効果的な手法です。
ビジネス目標達成のためには、社内、得意先との信頼関係を構築し、お互いのビジネス目標達成のために協力体制を構築しなければいけません。
その商談を効果的にするための1つの手法がOGSMモデルの目標設定です。
OGSMとは、Objective(目標)、Goal(ゴール)、Strategy(戦略)、Measurement(測定方法)ということです。
Objective(目標)、
これは会社として何を達成するのかという目標のことです。ビジネスというのは、何をするにしても目標を明確にする必要があります。常にビジネスマンは、目標達成するために仕事を進めているのです。
そして目標が決まるのは以下のポイントがあります。
1)自然に決まる場合
2)会社方針として決まる場合
3)ヴィジョン、ミッションによって決まる場合
4)マネージャー(上司)の方針として決まる場合
Goal(ゴール)、
これはObjective(目標)を数字で表したものです。目標は具体的でなければいけません。
数値で表すメリットは、進行状況を把握できることです。このゴールは、「具体的、測定可能、達成可能、一貫性」のあるものでないといけません。これを頭文字をとって「具測達一」の目標設定といいます。
具体的:ゴールは、具体的な数値で期限のあるもので設定する
測定可能:ゴールは測定可能で途中経過をレビューしないといけない
達成可能:ゴールは、達成可能でかつチャレンジングな目標でなくてはいけない
一貫性:ゴールは、会社目標と一貫性がなくてはいけない
この「具測達一の目標設定」については、上記書籍「トップセールスの段取り仕事術」PHPビジネス新書、に紹介しましたので、よければご覧ください。
Strategy(戦略)、
Objective(目標)とGoal(ゴール)が、何を達成するか、ということであるのに対して Strategy(戦略)とMeasurement(測定方法)は、「どのように達成するのか」というHowの部分を意味します。一般的に目標を達成する戦略(ストラテジー)は、2つか3つの戦略があるものです。戦略の実行は、目標達成のためにあることを明確にしなければいけません。
戦略とは、ゴールを達成するために持てるリソースをどのように活用していくか?を具体的に、明確に決定したものです。
また戦略として何を実行すべきかのポイントは、消費者ニーズ、得意先ニーズを考慮に入れることが重要なポイントです。
Measurement(測定方法)
測定方法は、効果的な戦略の進歩状況を数値で表したものです。つまりどのように成功のポイントを定義するかにかかわってきます。得意先ニーズを聞き出せたらOGSMのMesureにあてはめてみることです。
何故ビジネスの目標達成においてMeasure(測定)が重要なのでしょう。それは、途中経過で測定されたものが、行動を起こして達成されたものであるからです。それを分析することで、ゴールの達成のために、これからどのように活動するのかが明確になってきます。
例えば顧客満足度を重要なMeasure(測定)にしている企業も多くあります。
以上がOGSMモデルの目標設定です。参考にしていただければと思います。